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偽りのシスター

横関大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344023949
ISBN 10 : 4344023943
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

麻薬密売の容疑者を射殺してしまいながらも、後輩の野口を身代わりに立て、素知らぬふりをしなければならなかった、生真面目な刑事の楠見和也。そのことを誰にも話せず、良心の呵責に苛まれるが、ある時野口が自殺を図ってしまう。一方、会社をリストラされたことを弟の和也に話せずにいる楽天家の兄・楠見太一は、毎日公園で弁当を広げる生活を送っていた。そんな二人の前に突然、腹違いの妹を名乗る麻美という女がやってきた。二人は困惑しながらも、天真爛漫な麻美に惹かれ、共に暮らし始める。だが麻美も、太一と和也に言えない秘密を抱えていた。彼女の目的が明らかになった時、いくつもの事件が幕を開ける…。

【著者紹介】
横関大 : 1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年「再会」で第56回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    しかし、まぁ次から次へとよく思いつきますね、横関さんは。今作は家族(兄弟)愛と仕事への意識みたいなものを軸にしながら展開していく、ミステリーです。相変わらず、ちょっと不思議なお子さま(でもないかな)キャラが登場し、物語を引き締めてくれます。失業したことを隠し続ける兄「太一」と刑事で捜査中に誤って容疑者を射殺してしまった弟「和也」のもとに突如‘妹’として「麻美」が現れ、3人の生活が始まります。ミステリー色としてはそれほど濃いワケではありませんが、他の作品と同様にプロローグとエピローグがホント、お見事です!

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    兄弟に現れた腹違いの妹と事件との関係とは?。最後のオチがイイ感じ。

  • モルク

    明るい兄と真面目な刑事の弟。しかし兄はリストラされたことを言えず、弟は犯人を射殺してしまい後輩がその罪をかぶっていることを話せない。そのふたりが住むマンションに腹違いの妹と名乗る人物が来て同居を始める。彼女は本当に妹なのか、そうでなければ何者?その目的は…。さらさら読める。おっとりして能天気な兄が憎めない存在。そして兄と弟が殺してしまった犯人の息子との公園でのやり取り、ふたりの交流がなんともほほえましい。

  • taiko

    リストラされ無職となった兄と、現職刑事の弟の元に、腹違いの妹を名乗る麻美が現れた。初めての作家さん。先入観なく、あらすじもほぼ知らない状態で読み始めました。さらさらと軽く読了。先を想像しながら、楽しく読み進めました。兄弟と麻美の関係は?が一番の焦点なのかと思っていましたが、いやいや、もっと大事な事件がありましたね。それがスタート、忘れてました。テンポの良い展開、エンタメとして楽しむのにはちょうど良かったです。

  • 美登利

    一気読みです。横関さんの作品は悪いことをしていても何だか憎めない感じのキャラクターが多いので、安心して読めますが、今回はあんまりドキドキハラハラ感がなかったかな?リストラされたことを弟に言えずに、それなのに割と脳天気で公園で時間を潰す兄と、刑事として大変なことをしてしまい悩む弟と対比が激しいです。あまり上手くいってるように見えない兄弟のもとに突然やってくる腹違いの妹。事件の真相もあぶり出されドタバタして、謎は解き明かされるけれど今一つすっきりしない気持ちが残るのは、横関さんの本の中でも珍しいかもしれない。

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