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ISBN 10 : 477242122X
Content Description
精神疾患などの当事者が文学・芸術・娯楽作品を通して自身の体験世界を記述することで、健康な人にはない視点が立ち上がる。
編者は当事者批評概念の提出を念頭に、自他の研究を区分けして現在地点を明らかにしつつ、「当事者としての」さまざまな当事者性をテーマとした対話、「当事者としての」ハイデガー、カント批評といった試みへと探求を進める。
一風変わった発想のなかに、ケアに活かされる気づきや文芸解釈としての新たな可能性が光る。
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【著者紹介】
横道誠 : 1979年生まれ。大阪市出身。京都府立大学文学部准教授。専門は文学・当事者研究
石原真衣 : 北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。北海道サッポロ市生まれ。専門は文化人類学、先住民フェミニズム。著書に『〈沈黙〉の自伝的民族誌』(大平正芳記念賞受賞)など
斎藤真理子 : 韓国語翻訳者。2015年、パク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第一回日本翻訳大賞受賞。2024年、ハン・ガン『別れを告げない』(白水社)で読売文学賞(研究・翻訳部門)受賞
高野秀行 (ノンフィクション作家) : 1966年東京生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』でデビュー
頭木弘樹 : 文学紹介者。筑波大学卒。二〇歳で難病になった経験から『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を編訳
柴崎友香 : 小説家。2014年『春の庭』で芥川賞、2024年『続きと始まり』で芸術選奨文部科学大臣賞、谷崎潤一郎賞受賞
松本俊彦 : 精神科医。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長/同センター病院薬物依存症センターセンター長。1993年佐賀医科大学卒業。神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学精神科などを経て、2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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