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黒部の谷のトロッコ電車 たくさんのふしぎ傑作集

横溝英一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834081503
ISBN 10 : 4834081508
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

作者の横溝英一さんが、最初に黒部峡谷のトロッコ電車に乗ったのは秋の終わり。その時見た、雪に備えて施設を解体する情景の面白さが、この本を作る原動力になりました。次に取材したのは2月で、その時は冬期運休中にもかかわらず、運転士さんも車掌さんも駅員さんも、操車場や整備工場で働いていました。その後5月に、ようやく黒部峡谷の風景を満喫するとともに、一般には入れない電力会社の専用鉄道も取材。いわば季節はずれの時期や、ふつうは目にふれない場所の取材を重ねたことで、この鉄道の持つ特殊性を浮かび上がらせました。
鉄道の魅力は、走っている時のかっこよさだけではなく、それぞれの鉄道が背景に持っている物語にもあります。小さな鉄道に秘められた奥行きのある「物語」を、味わってみてください。

[著者紹介]
1930年、神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業後、テレビ放送局、出版社などに勤務。おもな作品に、『チンチンでんしゃの はしるまち』『はしる はしる とっきゅうれっしゃ』(福音館書店「かがくのとも絵本」)、『しんかんせんのぞみ700だいさくせん』『はしれ はやぶさ! とうほくしんかんせん』(小峰書店)など多数。2014年没。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やま

    黒部峡谷を走るトロッコ電車を詳細に楽しく描いた絵本です。トロッコ電車は、宇奈月駅を発車するとすぐ黒部川の鉄橋を渡り、トンネルに入り黒部峡谷に沿ってさかのぼって行きます。この電車は、電力会社が水力発電のために、黒部ダムを造るために施設されたものです。トロット電車は、山また山の黒部峡谷を走って行きます。その景色が美しく、そこを走る小さなトロッコ電車がたくましく。多くの子供たちを載せて走っていきます。私もトロッコ電車に乗って黒部峡谷を走ってみたいです。字の大きさは…大。2021.11.02読了。★★★☆☆

  • ぶち

    激流と切り立った絶壁が容易に人を寄せつけない黒部峡谷を、遊園地のミニ鉄道みたいなトロッコ電車がゴトゴトと走っていきます。線路の幅も狭く、屋根の低い、小さな小さなトロッコ列車です。黒部ダム建設ための資材を運ぶための鉄道は、切り立った崖の連続する険しい山岳地帯に線路を敷かなければなりません。このトロッコがかろうじて作ることができるサイズだったのでしょう。トロッコ電車の車体やこの鉄道で働く人の努力や苦労の様子が、詳細な絵で見事に描かれています。 これからも繰り返し読みたい絵本です。

  • ぶんこ

    遥か昔に黒部ダムに行く時に、トロッコ電車を含む数種類の電車に乗りました。あの感動が蘇り、また新たに知った人々の維持のための努力に胸が熱くなりました。なんと毎年冬になる前に、雪崩や雪の重みで鉄道の施設が壊れそうな所を解体している!そして冬の間に保守点検で大忙しだったとは、有難いことです。こんな薄い本なのに、感動させてくれました。物凄く行きたくなりました。絵も爽やかで涼しい山風が吹いてくるようでした。

  • メタボン

    ☆☆☆☆ 黒部峡谷の雰囲気が良く伝わってくる。冬の間、雪崩による被害を避けるため、レールなどを撤去する仕組みになっているとは、初めて知った。欅平駅で飲んだコーヒーが美味しかったことを思い出した。

  • 紅花

    おもしろ〜い!!NHKのプロフェッショナルの主題歌が聞こえてきそうだわ。黒部峡谷という、厳しい自然の中を走る電車。その特別な環境ゆえの苦難、そして携わる人びとの持つ特殊な技やノウハウ。小3息子「へぇ〜」の連発。大人の私も読み返す。勿論絵も素晴らしい。今度の高学年向きのおはなし会に使おうかしら?

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