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ISBN 10 : 4790718034
Content Description
東畑開人さん推薦
「最終章まで読み通してほしい。必ず震撼するから。
障害者とは何か、健常者とは何か、そして「対等」とは何か。
ユートピアが描かれ、ユートピアが崩壊し、そして剥き出しの「対等」が現れる」
絶望的なまでに健常者中心の社会を、熱狂的な〈お祭り〉でかき乱す、横浜ピアスタッフ協会(YPS)。「ピアになる」瞬間を追い求める当事者たちの活動、法人化への葛藤、それを「書く」ことの政治性‥‥10年間の調査に基づくノンフィクション。
【はじめにより】
本書は、対等になるための行動のひとつのやり方として、YPSの人々が編み出した〈お祭り〉に迫る。YPSの〈お祭り〉とは、絶望的なまでに不平等な社会をかき乱し、教科書にあるような前提を壊すことで、対等な関係を築こうとするピアサポートのあり方である。社会をかき乱すことには、責任がつきまとう。こうした責任を引き受けることでこそ、〈お祭り〉は熱狂的なまでの盛り上がりを見せていた。
私たちは対等ではない。それでも私は、あらゆる差異が生み出される仕組みを直視することを通して、対等になりたい。たとえそれが叶わぬ願いであったとしても、私はそのために考え、行動し続けたいのだ。
【著者紹介】
横山紗亜耶 : 1997年神奈川県生まれ。東京大学総合文化研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC1)。精神保健福祉士、社会福祉士。専門は精神障害当事者活動および精神保健福祉領域の人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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