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世界の発酵食をフィールドワークする

横山智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540212222
ISBN 10 : 4540212222
Format
Books
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
横山智 ,  

Content Description

世界各地で発酵食をテーマに調査研究をおこなうフィールドワーカーの渾身のレポート。農畜水産物を長期に保存したり、うま味を醸し出す発酵食を調味料として利用したり、栄養豊かな発酵食を主食としたりする人間の営みにフォーカスを当てる。取り上げる発酵食はインジェラ、エンセーテ、納豆、ナレズシ、塩辛、魚醤、後発酵茶、馬乳酒、チーズ、バター、醸造酒、餅麹など。

目次 : 人類と発酵食/ 第1部 主食としての発酵食(酸っぱさに憑かれた人びと―エチオピアのパン類をめぐって/ 酒を主食にするネパールとエチオピアの人びとの暮らし)/ 第2部 副食としての発酵食(牧畜民の発酵乳加工とその利用/ 魚の発酵食をめぐる民族の接触と受容―カンボジア周縁地域を事例に)/ 第3部 調味料としての発酵食(近代化・グローバル化による味の変容―タイの調味料文化/ ラオスの味、パデークの科学/ 納豆はおかずか、調味料か?)/ 第4部 嗜好品としての発酵食(茶を漬けて食べる―タイ北部の「噛み茶」文化とその変容/ モンゴル国の馬乳酒「アイラグ」/ 東南アジアの餅麹になぜ新大陸起源の唐辛子が用いられるのか)/ フィールド発酵食品学の創出に向けて

【著者紹介】
横山智 : 名古屋大学大学院環境学研究科教授。1966年、北海道生まれ。1992〜94年まで青年海外協力隊員としてラオスで活動。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科地理学・水文学専攻中退。熊本大学文学部助教授(准教授)などを経て、現職。博士(理学)。専門分野は文化地理学、東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ワタナベ読書愛

    2022年刊行。アジアやアフリカで現地で発酵食品を研究してきた猛者14人の、渾身のレポートが読める本。納豆、魚醤、酸っぱいパン、お茶、お酒…いろんな発酵食品がこの世に存在していること自体が面白いが、更に、現地の人の生活の変化により、製法が変わったりすることもあって、この業界にもトレンドがあることがわかった。ソウルフードと言っても、今では工場で大量生産&どこでも同じような味わいになることで便利で手軽ではあるが、こういう泥臭い&手間がかかる&本当に臭いが旨いものが、地球上に残っていることも素敵じゃないですか。

  • takao

    ふむ

  • ami

    良かったです

  • だちょう

    世界の発酵食について様々な専門家がフィールドワークをした結果をまとめた本。印象的だったのは、エチオピアでは乳酸発酵系のすっぱいものが好まれるのに(インジェラとか)、現地の人たちはそれが「すっぱい」という意識がないらしい。しかも乳酸発酵系のすっぱさは好きだけど、酢までいくと「腐敗」とみなすらしい。何が「すっぱい」かは文化で決まるんだな。韓国と日本の「辛い」が異なるみたいな? 最後に地域の食文化研究、社会的な視点に加えて、生物学との連携も重要になってくると書いてあり、確かに学際的なジャンルだなと……

  • こさと

    地元図書館の本。 パンとヨーグルトを食べた後に読みました。

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