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平和なき「平和主義」 戦後日本の思想と運動 サピエンティア

権赫泰

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588603457
ISBN 10 : 4588603450
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
鄭栄桓 ,  

Content Description

なぜ丸山眞男は朝鮮を語らなかったのか。日本人が戦後、向き合うのを避けてきたことはなにか。ベトナム反戦運動、日米安保や全共闘運動、原発などを例に、韓国人の研究者が問いかける。日本独自編集。

目次 : 第1章 歴史と安保は分離可能なのか―韓日関係の非対称性/ 第2章 捨象の思想化という方法―丸山眞男と朝鮮/ 第3章 善隣学生会館と日中関係―国民国家の論理と陣営の論理/ 第4章 国境内で「脱/国境」を想像する方法―日本のベトナム反戦運動と脱営兵士/ 第5章 団塊の世代の「反乱」とメディアとしての漫画―『あしたのジョー』を中心に/ 第6章 広島の「平和」を再考する―主体の復元と「唯一の被爆国」の論理/ 第7章 二つのアトミック・サンシャイン―被爆国日本はいかにして原発大国となったか

【著者紹介】
権赫泰 : 1959年韓国大田市生まれ。高麗大学史学科卒業、一橋大学大学院経済学研究科で博士後期課程修了、博士(経済学)。山口大学経済学部助教授を経て、韓国・聖公会大学日本学科教授。専攻は日韓関係史および日本現代史

鄭栄桓 : 1980年千葉生まれ。明治学院大学法学部卒、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。立命館大学コリア研究センター専任研究員を経て、明治学院大学教養教育センター准教授。専攻は朝鮮近現代史・在日朝鮮人史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 昭和っ子

    ツイッターで見かけたから手に取ったんだけど、すっごく面白い本だった。戦後の日本の「平和国家」としてのこれまでの道程が、韓国の知識人の視点から論じられている。そもそも韓国語で発表されたものの日本語訳。こういった視点からの文章がますます読まれていく事だろう。安倍政権も終わった事だし。

  • ひかりパパ

    著者は日本に留学し、日本の大学で教鞭を取った経験を持つ韓国の研究者。1945年を境に日本は、平和憲法を得て、東アジアの緊張から抜け出し、「平和」を謳歌し、一方韓国は植民地支配ののち、朝鮮半島は分断され、軍事独裁政権を経験するなど「不平和」から抜け出せなかった。どうして日韓は非対称的なのかと著者は問う。そして日本の平和主義の矛盾を突く。武装を禁じた平和憲法が高度の軍事力を持つ自衛隊・在日米軍と共存すること、非核三原則が米国の「核の傘」と共存することなど。日本の平和憲法を考えるうえで非常に大切な視点。

  • tu-ta

    本棚に眠っていた本。とても興味深い本なのに28頁のところに紙が挟まり、そこから先は読んだ形跡がない。いつか読みたいのだが、読みかけの本溜まりすぎ。この日付は本棚から発掘した日付。

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