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ちょっと気になる社会保障 V3

権丈善一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326701124
ISBN 10 : 4326701129
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : はじめに―社会保障なんか信用ならん!?/ 少子高齢化と社会保障/ 社会保障は何のため?/ 社会保障は誰のため?/ 社会保険と税/ 社会保険と民間保険/ 保険のリスク・ヘッジ機能/ 長生きリスクとは/ 年金が実質価値を保障しようとしていることを説明することの難しさ/ 結局、民間保険、社会保険、税の違いとは/ 社会保障がはたす3つの機能/ 建設的な社会保障論議を阻んできた悪気のないストーリー/ もちろん留意すべき世代間の問題/ 社会保障規模の国際比較と財政/ 今進められている社会保障の改革とは?

【著者紹介】
権丈善一 : 慶應義塾大学商学部教授。博士(商学)。1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年同大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。この間、2005年ケンブリッジ大学ダウニグカレッジ訪問研究員、1996年〜1998年ケンブリッジ大学経済学部訪問研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Francis

    尊敬する経済学者 権丈善一先生が日本の社会保障について雑誌、ウェブなどに発表した文章を校訂してまとめたもの。と言っても私は権丈先生の文章はかなり読んでいたのでどこかで出会ったような文章がほとんど。相変わらずの権丈節の爆発だけど、年金を中心に日本の社会保障の問題点がわかりやすくまとめられている。年金については5年毎に状況に合わせて少しずつ手直しをしていけば制度は維持できるレベルになっているので、残りの社会保障をどのように安定させていくか、この本を読んで考えてほしい。

  • y.kakizoe

    社会保障について正しく理解できる本。社会保障とは必要原則にもとづいた所得の再配分である。なるほど!家計・市場・政府間の供給と見返りの関係が示されており福祉国家の全体がとてもよく分かった。特に年金が積立方式では難しい理由。少子高齢化による年金の購買力(実質的な資産価値)低下。これは私にとって目から鱗だった。年金関連の本3冊目にして賦課と積立、できる理由とできない理由が腹落ちした。

  • awe

    軽妙かつ毒舌な語り口で社会保障(特に年金)について論じられており、面白く読めた。◆社会保障の3つの役割(生活安定・向上、所得再分配、経済安定化)、社会保険と民間保険の違い(前者は、リスクには対応できるが不確実性には対応できない)、Output is central(だから積立方式ではなく賦課方式で年金は運営されている)など、基本的な事項だが正直知らなかった内容について学ぶことが出来た。◆厚生年金の適用拡大について、まさに今年10月から施行されている訳だが、筆者の言うように昔から反対の声はあるんだと。しかし

  • hurosinki

    少子高齢化の影響、世代間格差、公的年金の積み立て/賦課方式など、話題のトピックを冒頭に論じ、社会保障の総論的な話に移っていく。自民・民主の某著名政治家、経営層、一部アカデミア、一部メディア等等、とにかく全方面叩くのに躊躇がない。 市場制度は生産の拡大に秀でたシステムだが、貢献原則に基づいた生産物の分配にムラがある。必要があってもお金が無ければ市場制度は「需要」と見なさず、食料、衣類や医療、教育サービスなどの生産物は分配されない。

  • jackbdc

    正確性と丁寧さにおいては本ジャンルでもピカイチ。著者の人間性が文体に滲み出ている。へそ曲がりでシャイだが頑固で真面目。若い時の文体と比べるとサービス精神が増えており、かなり読み易くなったと思う。切れ味の鋭さは変わらない。年金を中心に薄く広く論じているが、最も印象に残ったのは著者の使命感。社会保障の根源的な問題は財源不足であり、それををただす事を自らの役割と覚悟している。社会保障のあるべき姿は価値観に規定されると認めた上で、日本が目指すべきで方向性は欧州型であるのに米国型に向かっている現状を憂いている。

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