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冬眠族の棲む穴

標野凪

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198659363
ISBN 10 : 4198659362
Format
Books
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

シリーズ累計25万部「喫茶ドードー」の著者が贈る、やすらぎのショートストーリーズ。

目次 : 春(立春“りっしゅん”―ペンパル/ 雨水“うすい”―水生生物 ほか)/ 夏(立夏“りっか”―ストレス講座/ 小満“しょうまん”―憂鬱の果実 ほか)/ 秋(立秋“りっしゅう”―ビオラケース/ 処暑“しょしょ”―朝の風景 ほか)/ 冬(立冬“りっとう”―真っ赤な果実/ 小雪“しょうせつ”―ピンク色の袋 ほか)

【著者紹介】
標野凪 : 1968年、静岡県浜松市生まれ。2018年「第一回おいしい文学賞」にて最終候補となり、2019年に『終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    二十四節気を辿りながら綴られるショートストーリー。本のサイズ感とちょっと不思議な感じがどことなく吉田篤弘さんを思わせる。面白くて一気に読んじゃったけど、手もとに置いて季節ごとに楽しむのもいいかも。優しく温かな読後感。素敵な一冊でした✨私も冬眠族になりたい。寒い冬は冬眠族の穴で眠りたい…😌💘あなたの歩んだ道が、あなたの道です。けれどももし間違ったと思ったら、引き返せばいいじゃないですか。道は長く、続いていて、そしてどこかで繋がっているのですからね。

  • ままこ

    万華鏡のような二十四節気ショートショート。ほのぼの系もあるが、くるっと反転したり狂気を含む話もある。〈雨水〉透明感ある切なさと背中合わせの優しさ。〈芒種〉と〈大暑〉は愛が強すぎて怖かった。〈秋分〉月見寺、主人公はあの人か。表題作、ある一定の条件を持つものだけがその穴に辿り着けるという。くつくつとりんごが煮える音が絶え間なく響いている。この場所を想像するだけでなんだか眠くなってくる。私はなんの属性になるんだろうか。日常の中に不思議さがするりと紛れ込む。抒情的な文が緩やかに情景を浮き上がらせ余韻を残す作品。

  • 星群

    初読み作家さん。少し不思議で優しくなれる二十四節気短編集でした。ここで取り上げたいのは『冬眠族の棲む穴〈大雪〉』と『ペンパル〈立春〉』です。冬、寒くなると何にもしたくない私は、冬眠族の棲む穴をぜひとも見つけなくてはという使命感に燃えています、笑。ペンパルは、こんな風に自分のこと話せる相手がいたらいいなと思ったら、何と相手は!?びっくりでした。

  • 花ママ

    二十四節気に因んだショートショート短編集。面白い試みだなぁと手に取りました。日常あるかもと思われる話、ウイットにとんだ話、ちょっと不思議な話、狂気をはらんだ話など、季節をめぐるようにゆっくり読んでいきました。すごくよかったです。

  • シャコタンブルー

    スナック菓子のように甘みも塩気も苦みあり気軽にサクサクと読める24篇のショートストーリーズだった。シンプルでありながらも哲学的な示唆も存分に味わえて楽しめた。その中でも「ペンパル」と「月見寺」が印象に残った。

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