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幕末の農兵

樋口雄彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768458259
ISBN 10 : 4768458254
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幕末、武士だけでなく農民たちも銃を持ち戦うことになった。幕府の韮山代官によって採用された農兵、そして全国各地の農兵について、その全体像を初めて明らかにする。

目次 : 第1部 韮山代官の農兵(先覚者江川坦庵の建策/ 駿豆と武相の農兵/ 警備活動と実戦参加/ 戊辰戦争とその前後)/ 第2部 幕末の農兵いろいろ(各地の幕府代官による農兵/ 諸藩と旗本の農兵/ 農兵に類似した存在/ 維新のあと)/ 史料編

【著者紹介】
樋口雄彦 : 1961年生まれ。静岡大学人文学部卒。博士(文学、大阪大学)。現在、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バルジ

    唯一と言っていい幕末の「農兵」についての概説書。 基本的に韮山代官配下の農兵を中心に記されているが、各地の農兵についても触れられている。 農兵は農村内でも比較的富裕な者たちから集められていたというのは知らなかった上に、参加した者は後年も「栄誉」として誇っていたというのは興味深かった。 一揆対策として徴募するはずがむしろ一揆を誘発したという皮肉な事例もあり、近代以前の権力と民衆の絶妙な関係を窺い知れる。

  • tkm66

    着眼点面白い!資料も豊富!ただ〈当時の伊豆オンリー〉。もちろん当時全国で〈百姓を民兵化→国軍化〉なんてのは、あの韮山代官しか思いつかない。

  • wuhujiang

    再読。江戸時代を通して"戦闘集団"ではなかった農民たちが、幕末の危機に兵として組織されたことの研究。韮山農兵が半分、他地域の農兵はかんたんに触れられている。各地で必要に応じて組織されたという事情があり、個々の詳細まで立ち入るのは難しいのだろう。本書に限らず思うことだが、幕末はたった十数年程度に多くの革新が起きた。中にはあっという間に時代の波に消されたものも多い。農兵自体も、明治維新から数年で消えた。とはいえ、危機に際して幕府はじめ各領主がどう対応しようとしたのかの研究は決して無駄でないと感じる。

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