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沖縄から貧困がなくならない本当の理由 光文社新書

樋口耕太郎

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334044794
ISBN 10 : 4334044794
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

目次 : はじめに 沖縄は、見かけとはまったく違う社会である/ 第1章 「オリオン買収」は何を意味するのか/ 第2章 人間関係の経済/ 第3章 沖縄は貧困に支えられている/ 第4章 自分を愛せないウチナーンチュ/ 第5章 キャンドルサービス/ おわりに これからの沖縄の生きる道

【著者紹介】
樋口耕太郎 : 1965年生まれ、岩手県盛岡市出身。’89年、筑波大学比較文化学類卒業、野村證券入社。’93年、米国野村證券。’97年、ニューヨーク大学経営学修士課程修了。2001年、不動産トレーディング会社レーサムリサーチへ移籍し金融事業を統括。’04年、沖縄のサンマリーナホテルを取得し、愛を経営理念とする独特の手法で再生。’06年、事業再生を専業とするトリニティ設立、代表取締役社長(現任)。’12年、沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授(現任)。内閣府・沖縄県主催「金融人財育成講座」講師。沖縄経済同友会常任幹事。『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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辺野古基地問題やサンゴが死滅していき観光...

投稿日:2021/04/09 (金)

辺野古基地問題やサンゴが死滅していき観光資源が失われる〜〜というような問題を見聞きしてはや云十年。 私も沖縄基地問題については特に同情的でした。 この本を読むまでは。 沖縄へ旅行したときなんて、沖縄にお金を落としていこうと多くの泡盛を大量に買っているのですが、、、、 ところがどっこい。沖縄の泡盛なんて、逆に沖縄の貧困を加速させる一旦になっているというではありませんか。 もちろんこの本が全てではないのですが、『沖縄はあんなに綺麗な海があるのに基地が70%も集中していてかわいそう』という単純な思いでいると裏切られるなと感じました。 それでも沖縄好きは変わらないので、この本で書かれているような沖縄の問題点が少しずつ改善されると良いと思っています。

50バッテリあ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico

    「なんくるないさー」の響きは好きだけど、諦めの言葉になってしまってるのかな。経済的・社会的に厳しい状況にあるる沖縄。背負ってきたものの重さをふまえつつ「今」の問題を容赦なく指摘できるのは、著者が沖縄でビジネスをした経験があるからこそ。でもそこまで言って大丈夫・・・?強い同調圧力と親族とのつながり、「出る釘」への軋轢、低い自尊心。それ、沖縄だけの話じゃなくて・・・と思ったら、最後は「日本の問題」というまとめ。解決法パートはビジネス本ぽくて違和感あったけど、問題提起だけでは無責任、という著者の矜持を感じます。

  • キク

    ひろゆきと沖縄の新聞記者のバトルが話題だけど、自分の真実で他者を冷笑する人と、自分の正義で他者を弾糾する人の噛み合わないゲームだった。座り込みの定義とか抗議行動の法的正当性とかは、僕の知りたい沖縄の問題ではない。著者は元野村証券の本土の人間だけど、16年間ほぼ毎日5時間、沖縄の飲み屋に1人で行き酒も飲まずに人々の会話に耳を傾けた。経済の人なので、ディベートの技術や、信念に基づく熱い高揚感とかは全然ない。でも泥臭く沖縄に寄り添ったこの本が、結局沖縄の問題を1番正確に教えてくれた。沖縄と向き合うならお勧めです

  • HANA

    タイトルに惹かれて読み始めてみたのだけど…。内容的には沖縄の発展できない要因は偏に同調圧力だけにあり、そこから出ようとする者を排除しようとしている。という事に尽きて外的要因には一切触れられていない。確かに心の持ちようも大事だけど、離島と貧困の問題については地理的要因が第一に挙げられると思うのだけど。頷ける意見も多いのだが、やはり外部を一切排して、全てを個人内面の問題に帰するのもどうかと思う。後半は自尊心や愛といった分野まで話が伸びていくし、何となく前に見た企業のセミナーを読んでいる気になってしまいました。

  • とくけんちょ

    いろいろと考えさせられる読書であった。沖縄に住み、人の話を聞き、体験してきたことから、制度的な問題に切り込み、貧困の根本原因を探る。結論からいうと、沖縄だけに限らず、全ての問題を解決するために必要なものは、愛らしい。過去、ホテル経営者であった筆者は、そのことに気付き手腕を振るったが、狂人として本社から解雇されたらしい。家族、職など全てを失い、愛にのめり込んだようだ。

  • T2y@

    「なんくるないさ」の副作用。 クラクションを鳴らした方が加害者たる、事なかれ主義の同調圧力。沖縄地場企業を実質強固に支えてしまっている、貧困労働者層。読むのがしんどくて、なかなかペースが上がらなかったが、オリオンビールの買収背景など肯く事多数。沖縄の二面性は、さらに(×2)多面的に見る必要がある。

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