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格差社会と労働市場 「貧困の固定化」をどう回避するか

樋口義雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425079
ISBN 10 : 4766425073
Format
Books
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「一億総中流」時代が去り、日本でも所得、資産はもとより就業機会、教育から時間貧困、健康に至るまで、格差が拡がっている。新たなパネルデータを使ってこの主因を解明し、不平等の拡大と固定化をストップさせるための方策を「雇用モデルの変容」「最低賃金や能力開発支援等の積極的雇用政策」「教育の機会均等」「税や社会保険・社会保障給付」など労働経済学の視点から分析する本格的研究。

目次 : 第1章 日本の所得格差は拡大したのか―固定化が進んでいるのか/ 第2章 労働市場はどう変わったか―各国における雇用・就業率・失業率・生産性・賃金格差の変化とわが国の特徴/ 第3章 非正規労働者の増加は所得格差を拡大させたのか/ 第4章 非正規労働者の賃金引き上げに何が有効か―最低賃金、同一労働・同一賃金、無期転換、能力開発支援/ 第5章 リーマン・ショックは所得格差にどのような影響を与えたか―景気変動と有配偶世帯の所得格差/ 第6章 所得格差は医療サービスのアクセスビリティに影響しているか/ 第7章 時間貧困・経済貧困は生活の質と健康にどう影響しているか/ 第8章 教育は所得階層の固定化をもたらしているか―求められる教育の機会均等諸施策

【著者紹介】
樋口美雄 : 慶應義塾大学商学部教授。1952年生まれ。80年、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)。82年、同大商学部助教授。85‐87年、米国コロンビア大学客員研究員。91年、慶應義塾大学商学部教授。95‐96年、米国スタンフォード大学客員研究員、オハイオ州立大学招聘客員教授。2005‐08年、国民生活金融公庫総合政策研究所所長を兼務。09‐13年、慶應義塾大学商学部長。09‐14年、内閣府統計委員会委員長。12年、日本経済学会会長

石井加代子 : 慶應義塾大学経済学部特任講師。1978年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、London School fo Economics and Political Science修了(MSc取得)、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。医療経済研究機構を経て現職

佐藤一磨 : 拓殖大学政経学部准教授。1982年生まれ。2010年、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。プライス・ウォーターハウス・クーパース株式会社アソシエイト、明海大学経済学部専任講師等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みかん。

    電子図書館で読了いたしました。「時間の貧困」という発想はなかったので驚きました。

  • ヨシツネ

    最新の労働問題をデータでまとめており合点がいく内容が多い

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