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金曜日の川柳

樋口由紀子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865282689
ISBN 10 : 4865282688
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どうして、こんなことをわざわざ書くんだろう。「穿ち」「軽み」「おかしみ」と、その先へつながる現代川柳の世界。はじめて手に取る川柳アンソロジー333句。

目次 : 月曜日の川柳(今日もおろおろと/ 金魚の出番/ 雨はどこにでも/ 心の揺れ/ 歯医者と眼鏡屋)/ 火曜日の川柳(自転車を停めて/ 不思議な街/ 今のふたり/ 生きるとは/ 自分を保つ)/ 水曜日の川柳(テレビで見ます/ すったもんだ/ ニャーと鳴くだけ/ 老いゆくよ/ 酒の肴に)/ 木曜日の川柳(輪郭をつかまえる/ 転がったところ/ 母と並んで/ 傷つきやすさ/ 家の灯り)/ 金曜日の川柳(妖精と酢豚/ 妻の才能/ 旅に出る/ 記憶の夕焼け/ まっすぐ夜になれ)

【著者紹介】
樋口由紀子 : 1953年大阪府生まれ。「晴」編集発行人。「豈」「トイ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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月〜金曜日に読みたい川柳がまとめられてい...

投稿日:2021/07/04 (日)

月〜金曜日に読みたい川柳がまとめられています。すべての句に樋口由紀子さんの鑑賞があって楽しめます。こんな感じの日めくりカレンダーがあったら欲しいですね。

キつツき さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yumiha

    まず「どうしてこんなことをわざわざ書くんだろう」という帯にニヤリ。言い得て妙。そんな現代川柳333句が収録されたアンソロジー。すでに出会っていた句が5分の1ほど。「にいちゃんが盗んだ僕も手伝った」(くんじろう)「こんな手をしてると猫が見せに来る」(筒井祥文)「長靴の中で一ぴき蚊が暮らし」(須崎豆秋)「神さまに聞こえる声で ごはんだよ ごはんだよ」(山村祐)「ほうれん草炒めがほしい餓鬼草紙」(飯田良祐)「戦死者の中のわたしのおばあさん」(松永千秋)などの句は、日々の暮らしの中でふわあっと蘇る。なつかしい。

  • けんとまん1007

    川柳。短歌・俳句・都都逸・詩の中で、一番、馴染みやすいのが川柳・・・あくまで、個人的に。おもわず、くすっとしたり、何だこれはと思足り、しみじみとしたり面白い。それでいて、読み込み想像する世界は一番広いのかもしれない。短い文字数だからこそのなせる技。ふと、作ってみようか・・・とも思う。

  • 双海(ふたみ)

    現代川柳を知りたくて読みました。満足!「深みとは何水甕に水のなき」・「菊貰う菊より美しいひとに」・「長い長い手紙を書いてきた海だ」・「恋せよとうす桃色の花が咲く」

  • 古本虫がさまよう

    カバーイラストが、女性がベッドにいる寝姿。しかも「金曜日」‥‥。フフフのいやらしい川柳が掲載されているかなと手にしたのだが‥‥。ごく、普通の川柳をセレクションしたものでした。川柳を紹介し、その感想を綴ったあたりを拝見すると、ちょっと左派色を感じないでもないのもあったが‥‥。

  • 僕素朴

    川柳の本って初めて読んだかも。というか詩ってほとんど読まない。なのでこの本みたいに1首ごとにコメントがあると鑑賞の手引きのようでありがたい。川柳の読み方100本ノック。読みながら、これは面白い、これはよくわからない、と好き嫌いで判断しているうちに、なんとなく川柳らしさ、川柳観みたいなものが一時的にでも鍛えられていくようで面白い。最後の「まっすぐ夜になれ」に入っていたのみんなよかった。

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