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ISBN 10 : 479497177X
Content Description
今、私は未来の可能性についてあらためて考えてみようと思う。コンサルタントとしてではなく、SF作家としてでもなく批評家でもなく、コンサルタントでありSF作家であり批評家でもある視点から、今、単線的に仮構され選びとられた、唯一無二の確定的な時間構造の間隙にこぼれ落ちた、亡霊のように不可視の領域を漂う、別様のあり方を伴う、無数の失われた未来を求めて。
目次 : 序 失われた未来を求めて/ Side A 未来(音楽・SF・未来―若林恵『さよなら未来』を読みながら/ ディストピア/ポストアポカリプスの想像力/ 生きること、その不可避な売春性に対する抵抗―マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』/ The System of Hyper‐Hype Theory‐Fictions/ 暗号化された世界で私たちにできること―木澤佐登志『ダークウェブ・アンダーグラウンド』 ほか)/ Side B 物語(生まれなおす奇跡―テッド・チャン『息吹』の読解を通して/ 物語の愛、物語の贖罪―イアン・マキューアン『贖罪』/ 未完の青春―佐川恭一『受賞第一作』/ 明晰な虚構の語り、文学だけが持ちうる倫理―阿部和重『Orga(ni)sm』/ オブジェクトたちの戯れ―筒井康隆『虚航船団』 ほか)
【著者紹介】
樋口恭介 : SF作家、会社員。2017年、投稿作「構造素子」が第5回ハヤカワSFコンテストで“大賞”を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2021/03/24
おーすが
読了日:2020/11/01
しゅん
読了日:2020/10/12
渡邊利道
読了日:2020/07/09
donut
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