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増補版 ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記

樋口大良

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635050074
ISBN 10 : 4635050076
Format
Books
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

三重県鈴鹿山脈の麓に住む子どもたちが、吸血生物のヤマビルの研究に日夜挑んでいる。知られざるヤマビルの能力や定説を覆すような発見を次から次へと発表。子どもたちの科学的好奇心と思考力、行動力に感嘆する一冊。

目次 : 第1章 ヒルとの出会い/ 第2章 ヒルの弱点を突き止めろ/ 第3章 ヒルは木から落ちてくるのか?/ 第4章 いざ、解剖だ/ 第5章 実験材料を確保せよ/ 第6章 ヒルはどうやって拡がるか/ 第7章 吸血鬼ヤマビルの正体/ 文庫版のための増補 鈴鹿山脈におけるヒルの分布、その後―ヤマビルによる土壌の選好性

【著者紹介】
樋口大良 : 三重県の鈴鹿山麓の農家に生まれる。京都教育大学卒。以後、小学校の教師として子どもが主体を発動する授業のあり方をテーマに、「一人歩きの理科学習」を提唱して、研究実践を積む。2007年に定年で教職を離れて、2011年、子どもたちを自然の中にどっぷりと浸からせてやりたいという強い想いから、子どもヤマビル研究会を設立。子どもたちとヤマビルの生態研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shoji

    三重県いなべ市で活動している「子どもヤマビル研究会」の研究活動の様子を綴った一冊。彼らの活動のフィールドは鈴鹿山脈。私はトレッキングが趣味で、鈴鹿の山々にも良く足を運びます。この本に書いてある通り、鈴鹿と言えばヒルです。私もヒル忌避剤、防虫スプレーで対策をしますが、やられます。ならば、ヒルの生態を知ってやろうと思い読んでみた。目からウロコの連続、ヒルはどこから来るのか、どこにいるのか、生態に沿って解説されています。研究者が子どもということもあり、解説がとても分かりやすい。低山ハイクされる方にお勧めの一冊。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B+。動物が出てくる本を紹介する読書会で『高野聖』(泉鏡花)を紹介した方が、その中で「動物の生き血を吸うげにおそろしき生き物、山海鼠(ヤマナマコ)」のヤマビルが樹の枝から雨のように降りかかってくる場面が描かれているが、本当にヤマビルは木の上から落ちてきて人間の首筋に吸い付いのか?と思い本書を読んだ。するとタイトル通りヤマビルは木の上には生息していないが2分もあればズボンの裾から首筋まで到達する能力があることが判明。こういった調査を鈴鹿の子どもたちが中心のヤマビル研究会が10年以上続けている

  • Nao Funasoko

    ツキイチ程度のライトハイカーを自任するがこれまで一度もヒルにやられたことは無い。というか、それ故にヒルが恐ろしい存在に感じられヒルが多いといわれる山は敬遠し足を運んでいないからだ。 本書によりヒルの実態を理解することができた。想像だけでヒルを嫌いこれまで敬遠していた未踏コースもこれからは候補にいれていこう。 それにしてもスゴイなヒル研の子どもたち。年度ごとに研究員が入れ替わっても脈々と研究が受け継がれていく様にアッパレだった。

  • ぬらりひょん

    とてもいい本だった。四日市の少年自然の家での小中学生の研究活動。三重県内でこんな活動をしている子どもたちがいるなんて、ちっとも知らなかった。これぞ「勉強」の真髄ではなかろうか。一応コーディネーター(著者)の大人がいるが、主に子どもたち自身が課題を見つけ、観察し、実験し、研究発表をする。「学校の理科の実験では答えが決まっていて、実際にそうなるかを確かめるだけ」子どもたちは立派な研究者、頼もしい!ヒルは木から落ちてくるという主張を曲げないガンコ爺さんへの対処法まで考える彼らはすごい。

  • みーまりぽん

    文庫版を見つけて、増補部分のみ追加読み

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