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ISBN 10 : 4486037502
Content Description
その昔、日本には、笑いを神にささげる人々がいた。それが日本の「笑い文化」の始まりだった。柳田国男が「烏滸の者」と呼び、その消滅を嘆いた人々―。歴史のなかで、さまざまに姿を変えて、彼らはどこへ消えたのか?日本文化の源流に深く分け入り、「笑い」の起源や歴史的変容を掘り起こした労作が、現代の「薄っぺらな、商品としての笑い」と強張りに満ちた社会を照射する。
目次 : 第1章 笑いの起源をたどってみれば/ 第2章 神と笑いと日本人/ 第3章 「笑い神事」に秘められた謎/ 第4章 共同体の変容と「笑い」の変化/ 第5章 都市化・近代化と笑いの変遷/ 第6章 グローバル化社会と烏滸の者/ 第7章 「笑い」に挑んだ知の巨人たち/ 第8章 災害の国日本と「無常の笑い」
【著者紹介】
樋口和憲 : 1959年、東京都生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。独立行政法人日本学術振興会国際事業部勤務を経て、同ワシントン研究連絡センター副所長、ボン研究連絡センター副所長を歴任。アメリカおよびドイツの学術動向調査、学術関係機関との調整業務などに従事した。現在、独立行政法人日本学術振興会学術システム研究センター専門調査役を務める。論文『蟻のベルクソン、手話する哲学者―進化に「生命の跳躍」を見た男』で第六回涙骨賞最優秀賞(中外日報社)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2014/05/18
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