Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 芳樹

  読了日：2025/08/11

  【BW】突然の父親の再婚によって、主人公・陸都にある日5人も義妹ができた。となれば、妹たちとのベタなドキドキ同居生活が描かれるのかと思いきや、「妹たちに近づくな」と男嫌いの長女・地夏がスタンガンをちらつかせて恫喝するものだから初日から没交渉で、違った意味のドキドキ同居生活が始まる、という本作第1巻。そんな苛烈な長女を始め5姉妹とも皆、独創性溢れる個性が魅力的でした。物語全体のイントロダクションといった今回なので、これから陸都が彼女たちとどんな関係性を築いていくのか、今後の展開を大いに楽しみにしております。

• よっち

  読了日：2025/08/10

  父親の突然の再婚により、義母と5人の義妹が新たな家族として家に引っ越してきた高校2年生の宮永陸都。ひとつ屋根の下で波乱の生活が始まる家族小説。大の男嫌いで妹たちに近づくなと陸都を脅す長女の地夏。心優しい次女の水緒や、振り回してくりギャルの三女・火鈴、お嬢様に見えて素のキャラとのギャップが凄い四女・風香、甘えん坊の五女の空音の個性豊かな義妹たちとはこっそり距離を縮めていくものの、家でも学校でも頑なな地夏は難物でしたけど、そこで起きた事件で彼女相手に覚悟を見せて、変わり始めたこれからの関係が楽しみな物語です。

• 椎名

  読了日：2025/08/15

  レプリコと同作者。作者買い。親の再婚により五人の義理の妹ができるが、突然の同居が上手くいくはずもなく……というかなりコテコテの展開と設定だが、一人一人とのやりとりや最難関になっていた長女との和解までが丁寧で良かった。父子家庭で育ったからこそ家事も含めて器用にこなせる主人公だが、それらは子供のころ一番に欲しかったものとの引き換えでしかないというのは考えれば当然だが生々しい話だ。この設定がしっかり描写されたからこそ、五人の妹が家にいることの厚みが出たと思う。家族もの、ラブコメ、どっちに振ってもいいな。

• ほたる

  読了日：2025/08/13

  連れ子5人との突然の同居生活。距離を自然と近づけるためのイベントはいくらかあると思うのだけれど、難攻不落の長女・地夏はひと手間いるよなと思っていた。5人紹介の1巻で長女メインだったので、これからは他の姉妹にも焦点が当たっていくのだろう。ドタバタラブコメの予感。

• rotti619

  読了日：2025/08/30

  義妹ものだが、5人もいるのが特徴。宮永陸都の父が再婚したら、義妹が5人もいる上に長女の地夏が悲しい理由で男嫌いな為、親睦を深める事を拒否された、というお話。この【急に家族と言われて知らない異性と同居とか無理】という部分が良く出来ていて、一般的な感覚だとこうだよなと納得の行く展開から、旧姓杉山家が抱える悩みに気付いた陸都が家事の貢献と義妹1人1人に寄り添って挽回していく流れは、ホームドラマのようで安定した心地よさがあった。強いて言えば、序盤と最終盤で過激な出来事があるのだが、これ必要だったのかな？くらいか。

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