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執権義時に消された13人 闘争と粛清で読む「承久の乱」前史

榎本秋

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863102446
ISBN 10 : 4863102445
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan

Content Description

頼朝側近、有力御家人、実父、源氏将軍、三上皇…歴史の闇に消された13人の顛末。

目次 : 序章 「鎌倉殿の十三人」と合議制/ 第1章 頼朝側近・有力御家人を次々排した北条氏(北条時政/ 梶原景時/ 阿野全成/ 比企能員/ 源頼家)/ 第2章 合議制で台頭し実父を排した義時(畠山重忠/ 平賀朝雅/ 宇都宮頼綱)/ 第3章 三代将軍を排し執権政治を確立した義時(泉親衡/ 和田義盛/ 源実朝)/ 第4章 倒幕勢力をねじ伏せ幕府を盤石にした執権義時(後鳥羽上皇/ 三浦胤義)/ 終章 執権義時を消したのは誰か

【著者紹介】
榎本秋 : 1977年東京生まれ。文芸評論家。歴史解説書や新書、評論や解説などを数多く手がける。福原俊彦名義で時代小説も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    4名の官僚を除いた合議制の残り9名。異質な梶原景時は論外だが、自爆・時政に翻弄された畠山重忠・平賀朝雅・宇都宮頼綱、黒幕・政子に手玉に取られた比企能員、源氏復興の幻影に惑わされた泉親衡、そして兄弟喧嘩の延長戦の三浦胤義。安達盛長と三浦義澄の病没と、存在感の薄い足立遠元や八田知家。最後は、義時と和田義盛のH2H。うん?表題に違和感。存在感があるのが、三浦義村。黒幕・政子と汚れ役・義村の表裏で幕府を支える構図。2022年の大河ドラマに向けて、掲載コラムを含めて初期首脳陣と得宗専制の土壌形成の予備知識に一助。

  • さと

    どうしてもドラマのキャスティングと重ねてしまうが、“脚本家によって作られたもの”から、自分で楽しむものにしたくて読んでみた。私たちが事実として認識しているもので史料あるものはそれほど多くはなく、当時の情勢などから推測されるものも多い。陰謀説あり、黒幕説あり、ちゃんと学んでドラマを見ると本当に面白い(今頃…)戦乱の世とビジネス社会を同じ“生存競争”として捉え、現代のビジネス社会において役立つ考え方、戒めとなる教えも綴られている、今より熾烈な社会を生き抜いた彼らから学ぶ事は多いのかもしれない。

  • スプリント

    鎌倉幕府の礎を築いた人々の大多数が粛清されている。 ただ有力御家人や坂東の国衆が粛清されているのに対して京から下ってきた文官は粛清から免れており、政権を安定させるための不安要素のみ刈り取られた印象。

  • はるま

    初読作家 著者略歴をみるに文芸評論家 wikiってみるにラノベ関係の本の執筆もされてるマルチな方のようだね まさしくNHK大河ドラマの関連本で、かなり読まれる方が増えるのではないかな?ちょっぴり先取りし過ぎちゃった感だね 鎌倉時代は北条氏による執権政治ということはなんとなくの日本史を専攻していた(高校時代ね 理系なんだけどね 圧倒的に地理の選択の友達が多かったけど)覚えてたけど 本作を読んで改めて恐るべし尼将軍北条政子と弟の義時の協力タッグはライバルを蹴散らしてのしあがった強者ということがよぉくわかったね

  • ブランノワール

    勉強になりました

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