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コールドウォー Daspa 吉良大介

榎本憲男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094068658
ISBN 10 : 4094068651
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二〇一九年の暮れ、DASPA(国家防衛安全保障会議)の吉良大介は、ダークウェブの賭博サイトに“二〇二〇年東京オリンピックは開催されるか”という不吉な賭けを発見する。年が明けると同時に、新型コロナウイルスによる感染は急速に拡大し、オリンピックの年内中止が発表され、日本社会は緩やかなロックダウンによる「自粛」生活へと突入する。そんな中、この空気に抗い、あるベテランミュージシャンが、“浅倉マリと愚か者の集い”という大規模ライブを開催しようとする。吉良はこれに対処すべく、ある奇策を実施するのだが…。リアル社会を揺るがす問題作。

【著者紹介】
榎本憲男 : 1959年和歌山県生まれ。映画会社に勤務後、2010年退社。11年『見えないほどの遠くの空を』を監督、同名の原作小説も執筆。15年『エアー2.0』を発表し、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 真行寺さんのインフォデミックを、吉良さんの立場から描いた作品。ふ〜ん、ふむふむと楽しみました。が、やはり真行寺さん側の方が好みです。ボビーと吉良家の関係が、ちょい出しで、ますます気になります。あの自粛生活って、何だったんだか?と思う者の、テレワークが日常になり良かったです。そして、新年度から、テレワーク日数の月の上限が規定されることに…、そんなに出社するのツライよ。

  • おのちん

    ★★★★☆:今回も面白い一冊だった。でも前作の方が好きかも。なし崩しの合意含む議論の最中、一方的に話を打ち切り推しのライブに行く真行寺のマイペースに笑えた。

  • ダリル

    DASPAシリーズA真行寺弘道の「インフォデミック」の吉良サイドストーリー。吉良が官僚なので仕方がないが、コロナ禍での経済、政治説明が長く、ちょっと疲れた。やっぱり真行寺さんの方が好み。

  • ガブリエル

    DASPAシリーズ第2弾は、巡査長真行寺弘道シリーズの「インフォデミック」と完全にリンクする吉良サイドの物語。 真行寺と吉良の自由を巡っての口論が見もの。この闘いは真行寺の方に分があるような終わり方をするが、私には彼の理屈どうにも子供染みたものにしか思えないな。吉良サイドの物語は話のスケールが大きく、真行寺が自分の気持ちいいように動いている間に、世界の外交の現場は熾烈だ。そういう中で努力している人がいるからこその自由だと、大人なら分かりそうなものだけどね。 人として私は吉良の方が好きだな。

  • hiyu

    VS構造ではないだろうが、本作と対照的なインフォデミック。どちらかというとインフォデミックかな。すんなりいったのは。ただ、どちらをみても情報戦のほか今でも生じている問題構造など興味深かった。

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