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自己肯定感という呪縛 青春新書インテリジェンス

榎本博明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413046398
ISBN 10 : 4413046390
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国際比較調査で、欧米人は自己肯定感が高いそれにくらべて日本人は大人も子どもも低いだから、自己肯定感を高めないといけないとさかんにいわれるが、ほんとうにそうだろうか?安易に自己肯定感を高めようとする風潮の危うさを指摘。真の自己肯定感を育むための心のもち方を教える一冊。

目次 : 序章 「自己肯定感」意識過剰社会になった日本/ 第1章 安易な「自己肯定感を高めないと」信仰の落とし穴/ 第2章 「欧米人の自己肯定感は高い」は、ほんとうか?/ 第3章 「自己肯定感が高くないと幸せになれない」という幻想/ 第4章 成功者・一流アスリートがもつ真の自己肯定感とは?/ 第5章 「真の自己肯定感」はこうして育まれる

【著者紹介】
榎本博明 : 心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程で学ぶ。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在、MP人間科学研究所代表。心理学をベースにした企業研修、教育講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    自己肯定感という呪縛。榎本 博明先生の著書。自己肯定感は大切、日本人は自己肯定感が低い、だから自己肯定感を高めないといけない。そんな自己肯定感についての思い込みや自己肯定感についての常識が正しくないことを榎本 博明先生が教えてくれる一冊。自己肯定感という言葉に惑わされないでほんとうの自信とほんとうの自尊心を身につけること。

  • takka@ゲーム×読書×映画×音楽

    この本のテーマはタイトルのとおり、「自己肯定感信仰」に対する批判である。なぜ、自己肯定感を高く維持しなければいけないのか。著者はまず欧米のデータと比較する。欧米は基本的に自己肯定感が高いと評価されるが、その調べるための質問が日本人の謙遜の文化とのずれが激しいため、日本人の自己肯定感の低さがデータに表れていると指摘。また、自己肯定感を高めることを目的化している風潮に疑問を呈している。何かに没頭して人から評価されることで自己肯定感は得られる。SNSのいいねなどで得られる薄っぺらい自己肯定感は虚無だと指摘。

  • 乱読家 護る会支持!

    僕は、日本人の自己肯定感が低いのではなく、 同調圧力が強く、みんな一緒で平等でありたいと願い、そして時には過干渉しあう日本独特の社会風土が、日本人の「うつ」の本質的な原因ではないかと思います。 日本人にとっての「自己肯定感」を読みかえるとすれば、、、それは、自分一人の頑張りや努力によって得られるものではなく、他者への信頼や感謝によって得られるものであり、利他の心がベースにあるもののように思うのです。 なので、「他者からしてもらったこと」を思い出して欲しいと思います。

  • うにだ

    自己肯定感を高めようという方向性の本が多い中、印象強い題名の御本。自己肯定感を高めるのではなく、目の前の事を何でもいいから取り組んで努力し向上心をもって進む事が自己肯定感に繋がるという点や不安感を活かす点は納得。だがしかし内容的に心が強くないと難しい……と思うことも多々あった。それこそが心が鍛えられずに育ったということなのか。常に不安感が強くしんどくて通院している身としては腑に落ちない内容もちらほら。ただ逆の視点から書かれているので新鮮かつ学べるところも沢山あった。不安感を成長や向上に繋げていこうと思う。

  • しま

    求めていた内容では無かったんだけど、自己肯定感というもの(言葉?)に対するモヤっていた理由、原因が全部言語化されててめっちゃすっきりした。不安があって良いんだよ(とは言ってないかもしれんけど)って書いてあったのも嬉しい。

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