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学校 行きたくない 不登校とどう向き合うか 平凡社新書

榎本博明

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582860580
ISBN 10 : 4582860583
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2022年度の文部科学省の調査では、不登校の児童生徒数は約30万人と過去最多となった。なぜ、これほどまでに不登校は増えてしまったのか。学校の魅力の低下、個性重視の風潮、文科省の不登校に対する立場の変化など、そこには、さまざまな要因が絡み合っている。不登校の実態や背景にある心理メカニズムを探り、その理解や支援のために何が必要かを考える。

目次 : 第1章 学校に行きたくない、行けない子どもたち(増え続ける不登校/ そもそも不登校とは ほか)/ 第2章 不登校にもさまざまな事情がある(不登校問題の時代的な流れ/ 学校に居場所がない ほか)/ 第3章 学校に行かないといけないのか(社会に出る前の準備期間を過ごす場/ 最低限必要な知識や社会性を身につける場 ほか)/ 第4章 自分の現状をどうとらえたらよいか(なぜ学校に行きたくないのだろうか/ 立ち止まって考えるのはけっして悪いことではない ほか)/ 第5章 周囲はどのように対応すべきか(家族の戸惑い/ 初期の対応について ほか)

【著者紹介】
榎本博明 : 1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    時代と共に不登校の概念も、変わり続けている。その時の指向性による部分も多い。今の状況を知り、その概念の広さと、人数の多さに驚きを隠せない。また、予備軍も多い。確かに、教育の機会をいかに提供するのかということで、いろいろな形態があるのは好ましい。ただ、そこに流れてしまう傾向があることが気がかり。特に興味深いのが、何年・何十年という追跡調査の結果。時代の風潮でもある、短期的思考の結果は好ましい結果を生みにくいということ。一見、恵まれた環境は、実は、そうでもないということを念頭に置くこと。

  • katoyann

    心理学者による考察だが、読者層をどこに置いて書いているのかが不明瞭である。少なくとも当事者性はなく、不登校を非認知的能力の欠如という観点から考察しているが、事例分析もなく、持論に都合の良い文献を恣意的に用いて印象論を述べているだけで、はっきり言ってエッセイとしか思いようがない。学校に行くべきだという前提から話がされて、行かない子どもの非認知能力が言挙げされるときには、子どもの権利というのは考慮されていないと推察される。

  • てくてく

    少子化、また、不登校の定義の関係で、保健室登校や連続で欠席しているわけではない場合は不登校にカウントされていないにもかかわらず、不登校の数は増え続けている。その最近の不登校の原因などを分析し、どうあるべきか考察している。学校での生活からでしか学べないものもあることを前提としながらも、本人および周囲の人たちが現状からどう脱出すべきかについてもいくつか提示されており、勉強になった。

  • 安藤 未空

    研究者が不登校研究について書いた本、というよりは研究者が既存調査や文献をベースに不登校に関する幅広く読みやすい内容を書いた本、という印象だった。引用を用いることで根拠はあげられていたが、全体的に著者の私見が多い印象だった。ただ、幅広く不登校について扱ってくれているので、昨今の不登校をめぐる状況を総合的に「何となく把握できたかな」という感想を持った。 教育機会確保法の成立は良いが、同時に文部科学省が学校の意義を改めて示すべきだったのではないか。この点が一番、示唆深かったように感じた。

  • takao

    ふむ

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