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あと十五秒で死ぬ ミステリ・フロンティア

榊林銘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488020101
ISBN 10 : 4488020100
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

死神から与えられた余命十五秒をどう使えば、私は自分を撃った犯人を告発し、かつ反撃ができるのか? 一風変わった被害者と犯人の攻防を描く、第12回ミステリーズ!新人賞佳作入選「十五秒」。犯人当てドラマの最終回、目を離していたラスト十五秒で登場人物が急死した。一体何が起こったのか? 姉からクイズ形式で挑まれた弟の推理を描く「このあと衝撃の結末が」。〈十五秒後に死ぬ〉というトリッキーな状況で起きる四つの事件の真相を、あなたは見破れるか? 期待の新鋭が贈る、デビュー作品集。

【著者紹介】
榊林銘 : 1989年愛知県生まれ。名古屋大学卒。2015年「十五秒」が第12回ミステリーズ!新人賞佳作となる。同作は高く評価され、日本推理作家協会の年刊アンソロジーに収録された。2021年、同作を含む短編集『あと十五秒で死ぬ』でデビュー。トリッキーなアイデアと巧みな構成で魅せる、期待の新鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    いや〜これは面白い!収録されている4つの短編全てが「15秒後に人が死ぬ」というシチュエーションで統一されているのもユニークですし、その上で各エピソードが全く異なるアイディアと凝りに凝った展開で奇抜な作品に仕上がっているという…とてもデビュー作とは思えないレベルの高さに、驚きを禁じ得ません!中でも白眉は「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」…タイトルそのままの“特殊設定ミステリー”なんですが(笑)、コミカルさ&シュールさに笑いつつも伏線&ロジックの妙に唸らされる…今年読んだ短編の中での最高傑作ですね!

  • kou

    「15秒」という縛りで、ここまで考えれるのは凄いと思う。15秒って意外と出来ることが多いことに驚いた。次回作も期待したい。

  • stobe1904

    【奇想が冴え渡るミステリ短編集】”十五秒後に死ぬ”という特殊設定下で起きる4つの事件をベースにしたミステリ短編集。設定はトリッキーかつ奇想だが、ロジカルでヒネリが効いた展開はとても面白い。『十五秒』のインパクトが大きいが、他の作品もミステリとしてレベルが高く、大いに楽しめた。次はどのような趣向を凝らすのか待ち遠しい。★★★★☆

  • モルク

    死を迎えるまでのカウント15秒を題材にした4つの短編集。1話目では、銃で撃たれた薬剤師の女性のもとにお迎えに現れた猫が、死まであと15秒あるという。その15秒を小刻みに使って彼女がやりとげたことは…。最終話ではは、奇想天外な設定ではあったが…えっ首が?!あり得ないことと思いつつ、その情景が目に浮かび結構面白かった。間にある二作は集中できず、もうすでにあまり記憶に残っていない。

  • ちょろこ

    シュール過ぎて最高の一冊。たかが15秒、されど15秒、それは命のかかった15秒!死ぬ直前の緊迫感を切り取るミステリは斬新。表題作と「不眠症」はほのかなせつなさも感じるのが良かったし、「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」はとにかく一番唸る。首の着脱可能というとんでも設定に度肝を抜かれ、お手玉のシュールな、いや、シュール過ぎる光景は最高!そして細やか複雑な真相の着地も拍手。着脱ルールはもちろん細かな点、全てが余すことなく活かされ仕上げられていたと思う。今後もユニークな発想、着眼点が楽しみな作家さん。

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