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アメリカから見た「シベリア抑留」 日系収容との比較を含めて

榊原晴子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867800614
ISBN 10 : 4867800619
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シベリア抑留者はなぜ温かく迎えられなかったのか。なぜ沈黙して家族に何も語らなかったのか。
抑留経験者が少なくなっていく今、彼らの時間はこのまま消えていってよいのか。カリフォルニア在住の著者は、家族に起きた人権侵害の歴史に目覚めてから一人史実に迫った。世界史に刻まれるべき事実を風化させてはならない。抑留者とその遺族にも丹念にインタビューを重ねたオーラルヒストリーから浮かびあがるものは? 米ソ冷戦構造下で翻弄された運命、女性たちの悲劇‥..
今こそ、60万人の苦悩に生きた
日本人の記憶の継承のために、
本書は若いみなさんにも読んでほしい。
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目次
まえがき

第一章 カリフォルニアで暮らす
一.結婚してサクラメントへ
二.カリフォルニア州で教える
三.日系アメリカ人とその歴史

第二章 新しいプロジェクトに取り組む
一.「シベリア抑留」への導き
二.史実を伝承するために
三.たくさんの後押し
四.相澤英之氏との交流と「シベリアの歌」

第三章 シベリア抑留者の苦難
一.敗戦
二.ソ連の国内事情
三.抑留者となった日本人
四.屈辱の収容所生活とシベリア三重苦?飢餓、重労働、酷寒
五.賞賛された日本人の労働

第四章 抑留経験者の諸問題
一.日本新聞と共産主義教育(民主運動)
二.帰国

第五章 女性の抑留者
一.満洲国の成り立ちと女性の立場
二.女性抑留者

第六章 シベリア抑留・家族の証言
一.北川翔さん(ロシア音楽家)
二.トレジャー・圭子さん(友人。サクラメント市で幼稚園を主催)
三.茂里一紘さん(前東京女子大学学長)
四.山辺美嗣さん(全国抑留者協会千葉支部)
五.山村三知子さん(全国強制抑留者協会石川県支部)
六.吉川元偉さん(国際基督教大学特任教授 元国連代表)

あとがき

本書に寄せて シベリア強制抑留の記憶
(国際基督教大学名誉教授、大西直樹)

【著者紹介】
榊原(大島)晴子 : 日本名:大島晴子。米国名:Haruko Oshima Sakakibara。1951年東京生まれ。カリフォルニア大学デイビス校アジア言語文化学科日本語科名誉講師。東京女子大学短期大学部英語科、国際基督教大学言語学科を卒業後、恵泉女学園高校で英語教諭を務める。日系アメリカ人と結婚により1980年渡米。カリフォルニア州立大学英語教授法修士課程終了後、サクラメントシティーカレッジ外国人のための英語講師。スズキメソッド・ピアノベイシックス米国研修会通訳。音楽、池坊華道、フラワーアレンジ、料理などを幅広く楽しみ、教育や異文化コミュニケーションに関心が深い。新しい学びを大切にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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