Gg535 ギター譜で学ぶ 新楽典 -実践的音楽理論の手引き-

目次 : ■【1】楽典 / ［1］音のその性質 / ［2］譜表と音名 / 1）五線譜　2）音部記号 / 3）譜表　各種の譜表／大譜表／総譜（スコア） / ［3］音名 / 1）幹音名　2）オクターヴ区分による音名表記 / 3）ピッチクラス　4）階名　5）「移動ド」と「固定ド」 / ［4］変化記号 / 1）変化記号の種類 / 2）臨時記号として用いる変化記号と派生音名 / 3）調号に使われる変化記号 / 4）変化記号の効力　臨時記号の効力／調号の効力 / ［5］音符 / 1）単純音符 / 2）付点音符、付点休符 / 付点音符の表記と通常の音符の音価との関係 / 二重付点音符の表記と通常の音符の音価との関係 / 二重付点音符の実例 / 3）連符：単純音符の連符／付点音符の連符 / 4）連符の実例 / ［6］拍子と小節 / 1）拍子の表記法 / 2）拍子の種類　単純拍子／複合拍子／混合拍子／変拍子 / 3）拍子が途中で変わったときの基本拍の関係の表記 / 4）ヘミオラ　5）強起と弱起　6）シンコペーション / 7）小節線の種類：複縦線／終止線／点線 / ［7］リズム / ［8］音程と音階 / 1）音程の基本　2）全音階的音程　3）半音階的音程 / 4）音程の系列　5）転回音程　6）単音程と複音程 / 7）協和音程と不協和音程　8）異名同音 / ［9］音階 / 1）長音階　2）短音階 / 3）その他の音階　教会旋法／全音音階／民族音楽の音階 / ［10］調 / 1）「調」という言葉　2）各長調、短調の音階 / 3）調号と調の関係 / 4）調の相互関係　近親調と遠隔調／5度圏 / ［11］演奏上の指示の表示 / イタリア語の発音について / 1）速さの表示法　数値による表示法／言葉による表示法 / 2）強さの表示法 / 基本用語／語尾変化、付加語による段階的な表記 / 部分的に強さを変える場合の指示 / 強さを徐々に変化させる場合の表示／付加語 / 3）速さと強さを同時に、徐々に変化させる場合の表示 / 4）曲想に関する用語 / イタリア語による曲想用語 / イタリア語以外の曲想用語の実例 / 5）奏法を指示する用語　6）ギター特有の演奏指示 / ［12］略記法 / 1）反復記号　2）同音（同音型） / 3）オクターヴ記号　4）オクターヴ重複記号 / ［13］装飾音と装飾記号 / 1）装飾音　2）装飾記号 / ［14］タブラチュアによる記譜法 / 1）ドイツ式タブラチュア　2）スペイン式タブラチュア / 3）イタリア式タブラチュア　4）フランス式タブラチュア / ■【2】音楽理論 / ［1］対位法 / 1）歴史：起源から16世紀まで / 2）16世紀以前の対位法による楽曲　3）17世紀以降 / 4）最初期の対位法の教程　5）18世紀以降 / 6）フーガ：フーガの定義　語源と原理 / ［2］和音と和声法 / 1）和音　2）和音の配置：和音配置の表記／西洋伝統方式 / 3）機能和声：機能和声の基本／非機能的和声／保続音 / 4）コード・ネームと和音記号 / ［3］楽式 / 1）旋律型　歌謡（リート）型／紡ぎ出し型 / 2）基礎楽式　複合二部形式・複合三部形式／ロンド形式 / 3）ソナタ形式 / 4）変奏曲　装飾変奏／性格変奏／17世紀以前の変奏曲 / 複合変奏曲 / 5）舞曲　17世紀までの主な舞曲／17世紀以降の舞曲 / 6）舞曲以外の楽曲　7）その他の音楽用語 / ■【3】主要文献表 / ■【4】引用譜例リスト / ■【5】索引

【著者紹介】
小川伊作 : 昭和２７年（１９５２年）大阪に生まれる。高校よりクラシックギターをはじめ、東京芸術大学楽理科に入学。在学中にリュートと出会い、以後リュートの研究と演奏に専念する。同大学院修士課程修了。音楽学を故服部幸三に師事。平成元年に大分県立芸術文化短期大学に赴任。１９９６年には文部省在外研究員として米国ハーヴァード大学に留学。現在日本で数少ないリュート、ビウエラの専門家として論文、ＣＤ解説を多数執筆。「別府古楽祭」を２０００年より主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）