国内唯一の輸入盤クラシックCD専門雑誌「クラシックプレス」、第12号はブルーノ・ワルター歿後40周年を記念し、付録CDには“ワルター名演集”を収録いたしました。ワルターのSP録音時代のさまざまな名演を、「クラシックプレス」で独自に復刻。宇野功芳氏に送られたワルターの肉声メッセージも特別収録しています。演奏は今回も20世紀前半のものとは思えない高音質で、巨匠の至芸を堪能することができます(曲目・管弦楽団は以下のデータ参照)。
インタビューでは、稀少な歴史的音源の復刻で定評のあるTAHRAレーベル主催者ルネ・トレミヌ氏、フルトヴェングラー作曲の交響曲の演奏にかける指揮者G.A.アルブレヒト氏、「ハイフェッツの再来」と噂されるカナダの新進ヴァイオリニストのジェームス・エーネス氏らが、それぞれに興味深い話をきかせてくれます。
11号より始まった短期集中連載「カンテッリ〜トスカニーニとともに」翻訳では、若い指揮者がトスカニーニの薫陶を受け、いかにアメリカでの成功をつかんだかを読むことができます。
さらに、今号より新連載として「復刻盤鑑定会」がスタート。ライター2名が、同一音源からこれまでに復刻された5種類のCDを試聴比較、レーベルごとの復刻の性格や徹底度を解き明かしてゆきます。
もちろん、金子建志氏や許光俊氏をはじめとする気鋭の連載執筆陣も活躍中! 前回休載致しました横堀朱美氏の「音楽家の食卓」も復活しています。
輸入盤CDは350点以上を掲載。うち約260枚をレビュー、他のCDにもすべて日本語による紹介コメントが付いています。
輸入盤購入時のクルー雑誌として、ぜひ「クラシックプレス」をご利用下さい。
■特製CD■
『ブルーノ・ワルターに捧げる』 世界初復刻あり! 宇野功芳氏に送られたワルター肉声メッセージを特別収録。
<収録曲目>
(1)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
ブリティッシュ交響楽団(1932年4月15日)
(2)モーツァルト:セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1936年12月17日)
(3)J.シュトラウス:皇帝円舞曲 op.437
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1937年10月18日)
(4)R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」より ワルツ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1930年2月14日)
(5)マーラー:交響曲第5番より アダージェット
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1938年1月15日)
(6)シューマン:劇付随音楽「マンフレッド」序曲
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(1925年、初復刻)
(7)ワーグナー:序曲「ファウスト」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1923年、初復刻)
(8)ビゼー:歌劇「カルメン」より 第3幕前奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1923年、初復刻)
(9)特別付録!「ワルターの声の便り」(1952年)
ワルターから宇野功芳氏へ送られたテープより特別に復刻。"This is Bruno Walter speaking…"に始まり、ビヴァリ−ヒルズの自邸の様子や近況を2分以上も語る。
■付録CDストーリー
●宇野功芳が語る、ブルーノ・ワルターとの文通
●ブルーノ・ワルターの想い出(ジョン・マックルーアによる1962年のワルター追悼記事)
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■ドキュメント
●ハンス・クナッパーツブッシュ演奏会全記録Part5 1956
(日本ハンス・クナッパーツブッシュ研究会編)
■特別記事
★創刊3周年記念! 読者プレゼント
おかげさまで当誌も創刊以来満3年を迎えることとなりました。
皆様の日頃のご愛顧に感謝し、読者アンケート&プレゼントを実施。本誌添付のアンケートはがきで是非アンケートにご回答下さい(ロングセラーのボーズ101MM「キャンディ」スピーカーや話題のアンダンテ・レーベルCDをはじめ、景品をご用意しております)。
●短期集中連載〜グィド・カンテッリ トスカニーニとともに 2(ローレンス・ルイス)
●特別寄稿〜サンフランシスコからのマーラー第6番(ヒューウェル・タークイ)
●インタビュー:TAHRAレーベル創立10周年記念 主催者ルネ・トレミヌ氏にきく(きき手:田中成和)
●インタビュー:ゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒトにきく(きき手:平林直哉)
●インタビュー:ジェームス・エーネス(きき手:平林直哉)
●外国人評論家による日本製CDレビュー(アラン・サンダース&マイケル・グレイ、対訳付英文)
●xrcd2総ざらい 3(マイケル・グレイ、対訳付英文)
■定期連載
●新連載! 復刻盤鑑定会/ワルター&VPOのマーラー第9番(福島章恭×平林直哉)
〜同一音源から複数の復刻CDがある演奏について、各社の復刻状況を2人の鑑定家がレビュー。
●クナッパーツブッシュの名盤/ベートーヴェン「第7」、チャイコフスキー「くるみ割り人形」(宇野功芳)
●もっと知りたい、この作曲家/シマノフスキ(濱田滋郎)
●ねこけんの聴振書教/クルト・ホレス演出による二期会「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(金子建志)
●絶対邪悪/ザンデルリンクの引退を惜しむ(許 光俊)
●音楽サイト漫遊記/演奏家サイトの有効利用法(鈴木淳史)