Classicpress 11(2002年夏号)輸入クラシックcd専門レビュー & ガイド誌

国内唯一の輸入盤クラシックＣＤ専門雑誌「クラシックプレス」、今号の付録ＣＤはＳＰ時代の英国の名指揮者、ハミルトン・ハーティ卿の指揮でお届けします。1928年に収録された交響曲第９番「グレート」は、ＳＰ時代のオーケストラ録音とはとても思えない音質！　生き生きした演奏をヴィヴィッドに伝える復刻に仕上がりました。もちろん全曲録音です。
　ハーティは英国随一の作曲家でもあり、当誌ではいろいろな角度からハーティを分析。「ザ・グレート」原盤発売時のＳＰ解説翻訳や、ハーティの作曲を堪能できるＣＤの紹介もあります。
　また気鋭の連載陣にくわえ、インタビューではヴィルトゥオーゾの伝統を現代に伝えるヴァイオリニストのアーロン・ローザンド氏に、またWEBサイトからＣＤレーベルを立ち上げたANDANTEの主催者コブランス氏に、熱を込めて語っていただきました。
　11号に掲載された輸入盤は計350点以上。うち250点をレビュー、今号からレビューのないＣＤにも簡単な日本語紹介コメントが全点ついています。輸入盤購入時のクルー誌として、どうぞごらんください。
　（※「音楽家の食卓」は今号お休みです。次号にご期待下さい。
　　また、前10号他で予告いたしましたTAHRA10周年企画、およびジェイムズ・エーネス氏インタビューは次号に延期となりました。ご了承下さい。）

■特製ＣＤ
　『サー・ハミルトン・ハーティ』
　世界初復刻！手兵ハレ管を率いてのシューベルト「ザ・グレート」全曲など名演多数！

＜収録曲目＞
　 ・シューベルト：交響曲第９番ハ長調 Ｄ．944「ザ・グレート」
・シューベルト（ギロー編）：軍隊行進曲
・スメタナ：歌劇「売られた花嫁」序曲
・ヘンデル（ハーティ編）：「水上の音楽」組曲 　

　 録音 ・1928年２月14日（ザ・グレート）
・1933年11月17日（軍隊行進曲、「売られた花嫁」序曲）
1933年５月14日（水上の音楽） 　



■付録ＣＤストーリー
　●サー・ハミルトン・ハーティについて（三浦敦史）
　●ハーティ指揮の「ザ・グレート」〜英グラモフォン誌の初発売時の批評（アルフレッド・カリッシュ）
　●ＣＤで聴くハーティの作品（柴田克彦）


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■ドキュメント
　●ハンス・クナッパーツブッシュ演奏会全記録Part４　1955
　（日本ハンス・クナッパーツブッシュ研究会編）

■特別記事
　●短期集中連載〜グィド・カンテッリ　トスカニーニと共に（ローレンス・ルイス）
　●インタビュー：アーロン・ローザンド、大いに語る（きき手：田中成和）
　●インタビュー：ANDANTE社長　アラン・コブランス（きき手：田中成和）
　●TESTAMENT　今後のリリース予定
　●音楽サイト漫遊記　その３（鈴木淳史）
　●外国人評論家による日本製ＣＤレビュー（アラン・サンダース＆マイケル・グレイ、対訳付英文）
　●xrcd２総ざらい　２（マイケル・グレイ、対訳付英文）

■定期連載
　●クナッパーツブッシュの名盤／ベートーヴェン＆ブルックナーの「第５」他（宇野功芳）
　●もっと知りたい、この作曲家／シマノフスキ（濱田滋郎）
　●ねこけんの聴振書教／スクロヴァチェフスキのブルックナーについて、ワーグナーの演出について（金子建志）
　●絶対邪悪／探偵と正義の味方〜DVDという媒体について（許　光俊）

★読者プレゼント
　「マーラー：交響曲第6番“悲劇的”／ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団」（AVIE、SACDハイブリッド盤、通常プレーヤーでも再生可）ほか