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食王 祥伝社文庫

Shuhei Nire

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396350116
ISBN 10 : 4396350112
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

麻布の一等地だが、裏通りに面し周辺の飲食店は死屍累々。外食チェーンを展開する梅森大介は、惨状を承知で中古ビルを購入した。かつて売主に受けた大恩に報いたい一心からだった。同時に子供のいない梅森は、引退後の支柱となる新事業を模索してもいた。そこで、このビルを使った新企画を全社員に募るが、反応はない。そんな折、ビルごと借りたいという人物が現れ…。

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、三〇万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Walhalla

    楡周平さんのお得意のビジネス小説です。著者の作品には、第一次産業の未来を考えさせられるものもいくつかありますが、今回は「食」をメインテーマとしつつ、「地方創生」の要素も含まれています。東京の一等地ではあるものの、出店には不向きと言われるエリアで、地方の活性化も狙った新しい飲食店の形を生み出します。そして、ただビジネス面の事だけを考えるのではなく、人と人とのつながりを大切にし、恩を知り恩に報いる気持ちが美しく描かれていて、とても感じの良い作品でした。

  • Kazuko Ohta

    どんな店が入っても続かない場所って確かにありますよね。交通の便も治安も良い、味も良いとなれば流行って当然なのに、あららここまた店が変わっているよという場所。何回かそれを繰り返した後にずっと空いたままになるという。本作は同業者の間で「呪われた通り」と言われる土地に建つビルを義理人情で買い取った社長の話。信頼していたはずの部下に裏切られるって、社長の最初の見る目はどないやってんと思わなくもないけれど、話の流れとしてハッピーエンドにならないはずがないから、安心して読めました。本職が飲食業の方々の感想が聞きたい。

  • スプリント

    展開が熱い。 複数の登場人物がそれぞれの悩みを解決するため 最後は融合して成果を上げていく。 繰り返し読みたくなる。

  • ハッピー

    久しぶりの楡周平さんのビジネス小説.全国に百十を超える店舗を展開する外食チェーン,『株式会社築地うめもり』のオーナー社長の七十一歳の梅森大介.麻布のコンパス通りにあるビルを恩のある桶増から買い取った.飲食業にとって鬼門中の鬼門のビルにどんな事業を行うかのコンペを全社員に公募したが,反応がない.桶増の次男で金沢の料亭『万石』で働く順平や『寿司処うめもり』六本木店で働く女子大生バイトの由佳などと絡みながら新事業に乗り出す.楡周平さんのビジネス小説はサクサク読める!

  • かずぺん

    理想の形ですね。地方再生をしないとこの国は滅びます。能登半島地震は地方離れを加速します。国の舵取りが見えません。

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