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夢見の占い師

楠章子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784251073068
ISBN 10 : 4251073061
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治の近代化もおよばない小さな村をたずねて薬をとどける時雨と弟子の小雨は、“まぼろしの薬売り”と呼ばれていた。ふたりは、薬のいらない村や、はやり病いの村に出合いながら旅を続けるが、ある日、小雨が謎の組織にさらわれてしまう…。時雨と小雨の背負う宿命が、国をうごかす存在と大きくかかわっていく!

【著者紹介】
楠章子 : 1974年、大阪府生まれ。第45回毎日児童小説・中学生向きにて優秀賞受賞。2005年、『神さまの住む町』(岩崎書店)でデビュー。自身の介護体験を生かした絵本『ばあばは、だいじょうぶ』(童心社)が、第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書・小学校低学年の部に選ばれた

トミイマサコ : 1980年生まれ。イラストをメインに活動。装画や挿絵を担当した作品が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バニラ風味

    読みだして、ああ「まぼろしの薬売り」の続編ね、と気づきました。訳ありの細い美しい(今回、あまりここを強調していない)青年と少年が、薬を売りながら旅をしています。行く先々で、迷信や思い込みなどによる理不尽なことが多々あります。そこで、対抗も、否定も肯定もしないところがとても印象的。世の中、そういうこともあるのだ、という作者の意志でしょうか。色々な場所で、そんなことを経験しながら、二人は旅を続けていきます。今回は、このタイトルの裏に、とある大きな存在が登場して、びっくり。続編もあるのだな、と感じさせます。

  • izw

    明治に入っても江戸時代の雰囲気が残っている日本を旅して薬を作って提供して、多くの人の病を治したという、まぼろしの薬売り時雨と弟子の小雨の物語。4話のうち最初の1話は「野ざらしさま」、薬が不要という村の秘密はちょっと驚きだった。夢で将来を占う少女ユキと小雨の友情には心を動かされる。ストーリー展開も語り口もよいのだが、会話の言葉遣いが少し違和感があり、気になって仕方がなかった。

  • 木漏れ日の下

    まぼろしの薬売りの続編。前作でそのままだった部分や師匠である雷雨との再会も果たし続編として○。表紙の絵や児童書ということを裏切られるようなむごい風習、因習も描かれていますが、かやの外から『酷い』というのは簡単でそこで生きてきた人の想いや歴史を全否定は出来ないのかな…と切なく読み進めていくと最後に『ひとりの娘が道具にならなければ維持できない、ひとりの少年の命をさしだすのが誉れとされるような国はまちがっている』との一文に救われました。今作でまた成長した小雨と時雨の旅をまだまだ見守れたらいいなと思います。

  • nekonekoaki

    『まぼろしの薬売り』の続編。トミイマサコさんの絵が切り絵のようで目に心地よい。前作を読んでふと『アズミ』を思い出したが、話はもちろんそのような展開にはならない。でも、なるほどそのようなところに行きつくのかと。弟子が「お師匠」と、“様”をつけて呼ばないところに二人の関係の近さを感じることができる。2017年11月25日初版発行。

  • いよの缶詰め

    続編、薬の行商をする時雨と小雨。彼(彼女)達は不思議な人々や村に出会う。読んでいた時、ふと色んなものが頭に浮かんできた。赤花病のモデルはハンセン病なのだろうか等、色々考えてしまった。師匠が在籍する忍びの里で生きるユキ。夢見? 未来視ってこと? あ…と考えていたら、「ぼんち食う?」と投げかける迅悠一が現れた。迷信にも囚われずに生きてみせると言ったユキは長生き出来たのだろうか。ユキのその後が気になってしまう。

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