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経営センスの論理 新潮新書

楠木建

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106105159
ISBN 10 : 4106105152
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
楠木建 ,  

Content Description

会社をよくするのに必要なのは、「スキル」よりも「センス」を磨くことである。会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。「よい会社」には相幹の戦略に骨太な論理=ストーリーがあり、そこにこそ「経営センス」が光るのだ―。本格的な経営書として異例のベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』の著者が縦横に語り尽くす「経営の骨法」。

目次 : 第1章 「経営者」の論理(スキルだけでは経営できない/ 「良し悪し」よりも「好き嫌い」/ ハンズオン―優れたリーダーか自らやる/ ハンズオフ―優れたリーダーは何をしない」か/ 自由意志の原則)/ 第2章 「戦略」の論理(経営はすべて特殊解/ イノベーションは「進歩」ではない/ 非連続の中の連続/ 森を見て木を見ず/ 攻撃は最大の防御―極私的な事例で考える)/ 第3章 「グローバル化」の論理(「過剰英語」への過剰対応/ 「多様性」の罠/ グローバル化の本質は非連続生の経営/ MBAプログラムで学ぶ意義)/ 第4章 「日本」の論理(複雑だが、不確実ではない/ 土を見て木を見ず/ 「専業」の国、日本/ 事業ねの金融/ ロンドン・オリンピックの成績を戦略論にこじつけて考える)/ 第5章 「よい会社」の論理(カネと名誉と力と女/ ラーメンを食べたことのない人による人気ラーメン店ランキング/ 「よい会社ランキング」のよい尺度ランキング/ 「働きがいのある会社」と「戦略が優れた会社」が重なる理由/ 燃える草食系)/ 第6章 「思考」の論理(「抽象」と「具体」の往復運動/ 情報と注意のトレードオフ/ 面白がる力)

【著者紹介】
楠木建 : 1964(昭和39)年東京都に生まれ、幼少期を南アフリカで過ごす。一橋大学大学院国際企業戦略研究家(ICS)教授。一橋大学商学部卒、同大学院商学研究科博士課程修了。専門は競争戦略とイノベーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • つねじろう

    前著「ストーリーとしての経営戦略」とほぼ同様で姿勢はブレてない。読みやすいし、サービス精神も発揮され笑いも取ろうとしてる。でも侮ってはいけないポイントは凝縮されてるし論旨も明解。良し悪しより好き嫌い。スキルとセンスの違い。ラーメンを食べた事のない人による人気ラーメン店ランキング等、角度の違った視線が面白く、作者か云う「森を見て木を見ず、葉を見て木を見ず」的な思い込みに陥ってる自分に気づかされる。戦略は長期利益を獲得する手段だとか人は最も可変性の高い経営資源だとかなるほど感も満載。面白くて為になる本でした。

  • ito

    前著の「ストーリーとしての競争戦略」は読んでないが、新書なので軽く読めると思って借りた。若干、著者の所属するICSの宣伝と自虐ネタが気になるが、経営学者による経営のエッセイ書といった位置づけで、読みやすい。経営センスの論理という矛盾するタイトルの意味が、つかめなかった。センスに論理はない。前半で登場するサウスウェスト、アップル、ZARA、アマゾンなどの事例と後半の論理で、抽象と具体の往復運動が展開されており、このあたりは読ませるなと思った。センスと深い思考が経営者に求められる資質なのだ。

  • 著者の生き様を学ぶ庵さん

    お仕事本。要約すると、「経営においてスキルは必要条件だが、それだけではどの企業も同質化するだけ。差が付くのは経営者のセンス。センスを磨く場が、著者の勤務先の一橋大学ビジネススクール。」重要なのはこれだけなので、多くても2ページくらいで終わってしまいます。残念なことに、冒頭のエッセンス以降は駄文を連ねているだけなのです。ハゲ防止策とか、デブ対策とか、アイドルヲタネタは不要。

  • zag2

    「絶対悲観主義」がとても面白かったので、10年ほど前の本だが読んでみました。経営にはスキルではなくセンスが必要というのは、実感としても良く分かります。いくらスキルを磨いてもスーパー担当者になるだけで、それはそれで企業にとっては大事だが、経営者は育たない。スーパー担当者が経営者となってしまうと、本人も周囲もひどい目に逢う実例をたくさん見てきました。その他「おっ!」と思う話が色々と書かれていて面白い。ちょっと羽目を外しすぎの点はご愛敬か。

  • だんぶる

    いちいち同意。スキルとセンスの違い。スキルを磨くのも大事だが、センスがないとそのスキルが台無しになる。センスも磨いていきたい。いろんな人に会って話を聞くしかないですね。面白がる力大事です。

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