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戦略読書日記

楠木建

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784833420549
ISBN 10 : 4833420546
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
楠木建 ,  

Content Description

『日本永代蔵』『最終戦争論』『一勝九敗』『プロフェッショナルマネジャー』『クアトロ・ラガッツィ』『生産システムの進化論』『日本の喜劇人』…。読んでは考え、考えては読む。本との対話に明け暮れた挙句の果てに立ち上る、極私的普遍の世界。楠木建の思考のセンスとスタイルが凝縮された一冊。

目次 : 時空間縦横無尽の疑似体験―『ストーリーとしての競争戦略』楠木建著/ 疾走するセンス―『元祖テレビ屋大奮戦!』井原高忠著/ 「当然ですけど。当たり前ですけど」―『一勝九敗』柳井正著/ 持続的競争優位の最強論理―『「バカな」と「なるほど」』吉原英樹著/ 日本の「持ち味」を再考する―『日本の半導体40年』菊池誠著/ 情報は少なめに、注意はたっぷりと―『スパークする思考』内田和成著/ 「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の戦略思考―『最終戦争論』石原莞爾著/ 経営人材を創る経営―『「日本の経営」を創る』三技匡、伊丹敬之著/ 暴走するセンス―『おそめ』石井妙子著/ 殿堂入りの戦略ストーリー―『Hot Pepperミラクル・ストーリー』平尾勇司著〔ほか〕

【著者紹介】
楠木建 : 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。1964年、東京生まれ。1992年、一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。一橋大学商学部助教授および同イノベーション研究センター助教授などを経て、2010年より現職。専攻は競争戦略とイノベーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ハッシー

    ★★★★☆ 4年ぶりに読んだので、内容はほとんど覚えていなかったが、予想以上に面白かった。軽い語り口で書かれているが、語られている内容は非常に濃くて深い。読書の仕方で様々なジャンルの本からここまで深い視座を得られるのは衝撃的ですらある。特に印象的だったのは、スキルとセンスの違い。センスがない人が社長をすれば、代表取締役の担当業務を粛々とこなすだけで、まるで戦略がでてこない。センスは引き出しの多さであるが、経験を積むだけではなく一つひとつの経験が論理レベルに抽象化できていなければならない。勉強になる。

  • Miyoshi Hirotaka

    スキルとセンス、どちらも大切だが区別が必要だ。スキルの種類は多岐で、それぞれの内容の定義が定着し、身に付ける道筋も用意されている。ところが、センスは千差万別で、定義が容易でなく、身に付けるための定型的な方法もない。目の前にある課題や困難は、遠い昔に既に起きていたり、他では日常のことだったりする。これらを克服するにはスキルでは限界があり、センスに依存する部分が大きい。センスは成功や失敗の場数で養われるが、実体験の最適な代替としては、読書がある。読んでは考え、考えては読むの繰り返しが、センスを形成する。

  • Kentaro

    情報は整理するな、覚えるな。情報は無理に集めるな。思いだせない情報はたいした情報じゃない。時が情報を熟成させる脳にレ点を打つ方法。つまるところ、情報は整理もせず、覚えず、何か気になることだけ頭の中で「レ点をつけておく」だけにして、あとはほうっておきなさいという話である。中でも「レ点をつける」というのが独特にして肝心なポイントだ。「いい曲だな」でも「面白い映画だな」でもなんでもいい。レ点をつける基準は自分のセンス。自分にとってピンときた情報について「とりあえずインデックスをつける」。もちろん脳内で、である。

  • フジマコ

    4冊目かな?このおっさんの本は好きです。センスがいい。ストイックな学者肌ではなくおおらかな博学だし、だからこそかテーマも文体もセンスがいいです。このおっさんと言っては失礼なので、楠木先生、の本との出会いは「ストーリーとしての競争戦略」からで、一貫して戦略をたてるための「分析」は「スキル」でまかなえるが、そもそも有効な戦略を立て実行し結果を出すためには「スキル」じゃなく「センス」が必要だ。だから経営者に近づけば近づくほど「センス力」が必要になる。ということを先生は仰る訳です。よく分かる!チョット複雑だけど…

  • 犬こ

    楠木さんが選んだ21冊の書評。この本すごい。何がすごいって、どれも小難しい本ばかり紹介されているのですが、書評が簡潔分かりやすくまとめられ、まるで21冊の本を読んだかと錯覚するくらい内容が充足しています。優れた書評はこういうことなんだな。

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