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祖母姫、ロンドンへ行く!

椹野道流

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093891134
ISBN 10 : 4093891133
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘に、祖母が「一度でいいからロンドンに行ってみたい。お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する五泊七日の豪華イギリス旅行が決まった。大英博物館、ハロッズ、オリエント急行、五つ星ホテルのおもてなし、そして憧れのアフタヌーン・ティー。初めてのふたり旅は、楽しいこともトラブルも山盛りで、毎日が刺激的だ。自己肯定感ストップ高の優雅で頑固な愛すべき祖母と、その秘書役に任命された孫娘。凸凹血縁コンビが過ごした宝石のような日々とは―?著者がまだ「コムスメ」だった頃の、特別な時間を描いた極上エッセイ!!

【著者紹介】
椹野道流 : 1996年「人買奇談」で第三回ホワイトハート大賞エンタテイメント小説部門の佳作を受賞。同作に始まる「奇談」シリーズが人気となりロングシリーズに。また法医学者、監察医としての経験を生かし、「鬼籍通覧」シリーズなどのミステリも発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    タイトルの祖母姫は、著者の椹野道流の80歳を越える祖母。この常にお姫様然とした祖母(文中でも一貫してこう呼ばれている)と著者とのロンドン紀行。往復ファーストクラスの飛行機に超高級ホテルでの滞在という大名旅行である。ノンフィクションのスタイルをとっているが、ブライトンのくだりなどはどうなのだろう。ちなみに私は、この部分はフィクションではないかと思っている。読んでいてすこぶる楽しい旅行記なのだが、それはひとえにこのおばあちゃんのキャラクターと、絶妙ともいえるロンドンのホテルでの扱いぶりに起因している。

  • やすらぎ

    最後の旅はロンドンへ。心残りがないようにしないとね。祖母姫は旅の楽しみ方を知っている。素敵な買い物をして、大きなスコーンにたっぷりジャムとクリームをのせて頬ばって。ホテルの執事ティムの言葉が響く〜恋愛は必ずしも人間関係の頂点にあるものではありません〜出会う人を敬い慮ることも同じくらい大切なこと。いつも一緒だと気づけないことは多いけど、この旅で感じたことは私だけの宝物。抱えきれないほどの思い出は決して消えないから。姫が伝えた謙虚と卑下、最終頁の記しに胸が熱くなりました。旅の終わりの切なさを今、感じています。

  • 旅するランナー

    著者が祖母の鞄持ちでかつてロンドンへ旅した思い出。自信に溢れ、自己肯定力の強い(つまり若干わがままな)祖母の言動が面白い。そして、年を重ねてから振りかえると、一言一言が有り難い。さらに、高級ホテルのスタッフたちのきめ細かいサービスが深い感銘を与えてくれます。ドタバタしてるけど、とても趣深い旅行記になってます。祖母様がおっしゃっていた「誰かの心に寄り添う小説を書きなさい」という忠告を作者は実践できていますね。

  • tetsubun1000mg

    初読みの作家さんでタイトルが面白そうと選んだのだが、以外に文章は読みやすいし引き込まれる内容でした。 読メ登録すると読者が2500名と桁違いに多く、これまでに出版した本の数も三百冊以上というのにも驚いた。 有名な作家さんだったんだね。 イギリスに旅行に行った年代は定かではないが、80代で名家の祖母とのイギリス旅行に一緒に行った顛末が書かれる。 飛行機はファーストクラス、ホテルはロンドンの五つ星ホテル、老舗百貨店ハロッズや英国三越でお買い物と夢のような旅行の番組を見たよう。 まるで小説みたいでクセになる味。

  • ネギっ子gen

    【一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ】まあまあ認知症が進むも優雅で愛すべき“プライドが高すぎるめんどくさい年寄り”である祖母と孫娘のロンドン旅行を描いたエッセイ。行き帰りは日本の航空会社のファーストクラス。宿泊はロンドン中心部の5つ星ホテル。<あんな風に誇り高く生きてみたいものだ、と願います。/ロンドンで本物の姫さながらに過ごした祖母の姿は、今も私の中で、明るく、眩しく、朗らかに輝き続けています。一緒に旅ができてよかった。ううん、一緒に旅をさせてもらえて光栄です>と。⇒

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