Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 踊る猫

  読了日：2025/09/12

  もちろん主軸を据えて語られるのは美術だが、そこから文学（水村美苗や柄谷行人など）や日本文化全般にも話を波及させて椹木野衣は「この日本」の分析を続ける。単純な「西洋かぶれ」にも、その脊髄反射的な反動としての「日本スゴイ」にも堕さない思考の強度と冷徹さはさすがで、いたずらに海外を参照せずこの国の芸術の文脈をストレンジャー（異人）の視点からまなざす椹木の態度が語る「日本」の特殊性についてもっとぼく自身も考えてみたくなった（1度しか読めてないので、まだ自家薬籠中のものにできていない）。マイルストーン的な1冊だろう

• ばんだねいっぺい

  読了日：2025/08/13

  探していたら、文庫化のタイミングであり、購入。非常に愉快な読書となったが、言えることは、赤瀬川さんって凄いなと、下手に芸術を語ったり、制作することが、怖いなと感じたことだ。シュミラクルという言葉が自分の中で流行の兆し

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