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戦争と万博 講談社学術文庫

椹木野衣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065404072
ISBN 10 : 406540407X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

1970年大阪万博は、敗戦直後「爆心地」を目の当たりにした男の構想を起点とした。
文明の過剰と滅亡というそのビジョンを覆い隠すように謳われたスローガン「人類の進歩と調和」が響く中、メタボリズムやネオ・ダダといった前衛運動のひとつの極限として「万博芸術」が花開く―
資料と証言を積み重ね、日本で反復される万博の意味を鋭く問う。

【著者紹介】
椹木野衣 : 1962年、秩父市に生まれる。美術批評家。主な著書に『後美術論』(吉田秀和賞)『震美術論』(芸術選奨文部科学大臣賞)、企画・監修した展覧会に「日本ゼロ年」「平成美術」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • manabukimoto

    令和の万博が終わりかけている時、昭和の方の万博の考察本を読む。 俄然、興味深く読んだのが、第8章。「人類の進歩と調和」という大阪万博のスローガンと、第二次大戦時における満州国建設時の「人類相愛、共存共益の理想郷」との共通点を指摘し、都市計画の実験場としての満州国と万博の共通点を指摘する。 芸術面では藤田嗣治と岡本太郎、国策美術に加担するものへの仲間はずれだったり、日本に「環境という概念を導入した浅田孝だったり。 叡智の結集が巻き起こす摩擦と創造。 大阪公立大学ライブラリー蔵書

  • がんちゃん

    2005年に原版が出たものを大阪関西万博があと一月で閉幕というタイミングで読む。今回の万博には一切足を踏み入れていないし、行くつもりもない。1970年には12才だったが、田舎から来て一度会場に来た。見たパビリオンはアフリカの開発途上国(国名も覚えていない)一国のみで、メダルを買った覚えがあるくらい。戦前から続く流れを実現した東京オリンピックと大阪万博。直近のイベントには何の意味があるのか?今一度考えるべきかな。

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