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人体最強の臓器 皮膚のふしぎ ブルーバックス

椛島健治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065303870
ISBN 10 : 4065303877
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

物理的バリアと免疫応答の最前線にして精密な感覚器患である「皮膚」。長らく新薬の登場しなかったアトピー性皮膚炎の治療薬を立て続けに開発した皮膚医学の第一人者が、人体最大にして最強の臓器「皮膚」の謎を解き明かす。

目次 : 第1章 そもそも皮膚とはなにか?/ 第2章 皮膚がなければ、人は死ぬ―生体防御器官としての皮膚/ 第3章 なぜ「かゆく」なるのか?―感覚器官としての皮膚/ 第4章 動物の皮膚とヒトの皮膚―生き物が変われば皮膚も変わる/ 第5章 皮膚の病気を考える―どんな病気があるのか?/ 第6章 アトピー性皮膚炎の科学―現代人を悩ます皮膚の難病/ 第7章 皮膚は衰える―皮膚の老化とアンチエイジング/ 第8章 未来の皮膚医療はどう変わる?/ 番外編 研究者になるための体験的・人生ガイド

【著者紹介】
椛島健治 : 京都大学大学院医学研究科皮膚科学教授。1970年岐阜県生まれ、北九州育ち。1996年京都大学医学部卒業。医学博士。横須賀米海軍病院、京都大学、米国ワシントン大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校、産業医科大学などでの勤務を経て、2015年から現職。シンガポールA★Starシニア主任研究員(兼任)。日本皮膚科学会賞、日本免疫学会研究奨励賞、日本学術振興会賞、文部科学大臣表彰などを受賞。皮膚の臨床(アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患)および研究(皮膚免疫・アレルギー疾患の病態の解明と臨床応用)、趣味(ランニング「2020年の別府大分毎日マラソン 2:54:37」・ゴルフ・温泉旅行)に日夜励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    著者は京都大学皮膚科学教授。2020年別府大分毎日マラソン2時間54分で走った猛者。専門は免疫学でアトピー性皮膚炎に対する世界初のJAK阻害薬コレクチム軟膏を開発した。最新の皮膚科学の蛍光生体イメージング技術やアトピー性皮膚炎のかゆみの機序、皮膚常在細菌叢のメタゲノム解析など目白押しだが、ワシントン大学の皮膚科医のシャーロックホームズ、ラウジ教授の回診で皮膚を診察しただけで「どこの出身でどんな趣味を持ちどんな職業についてどのような人生を送ってきたか、そしてどんな病気か」ピタリと当てるエピソードが凄すぎる。

  • やいっち

    皮膚というと、モンティ・ライマン著の『皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章』を十か月ほど前に読んだばかり。その本では、ライマンは、「「自分」が皮膚の内側に隠れていると思ったら大間違い。皮膚こそ、自分そのものであり、つねに私たちを語っている。」

  • たまきら

    読み友さんの感想を読んで。私たちの体を外界から保護している皮膚。腸よりも様々な脅威にさらされているこの「臓器」を「免疫応答の最前線」と考えたことがなかったので、最初から目から鱗状態。腸内細菌叢移植のように皮膚常在菌を移植する治療があるとは…!ちょっと難しい説明もありましたが大変面白い内容で勉強になりました。「アレルギーマーチ」はそれこそ同愛記念病院の小児科で先日説明された内容だったので、ニヤッとしちゃいました。外科的な要素や、ケアの仕方ももっと知りたかったなあ。

  • もえたく

    2023年講談社科学出版賞受賞作。皮膚の総重量は体重の約16%で、脳や肝臓よりもはるかに重い人体最大の臓器というインパクトある冒頭から、驚きと学びに溢れた新書でした。特に、全てのアレルギー疾患は皮膚に始まる「アレルギーマーチ」は幼児を持つ親は必読。スキンケアは大事だということがよく分かります。

  • おの

    タイトル買い。とても面白かった!ステロイドはよくない風潮から怪しげな民間療法が出てきた話とか、皮膚免疫と腸管免疫の話とか。腸もある種外界と接してるので皮膚と同じ的な話は目から鱗だった。そして重要なのが細菌叢。著者の経歴もとても面白かった。難しくて分からんところもあったので功夫を積もうと思った←

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