Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• mazda

  読了日：2025/07/26

  『消費税の分を、下請け企業が価格に全部転嫁するかというと、親会社は強いですから、そこは全部価格転嫁などできるわけがない』ということが、消費税のおかしな点を指摘しています。霞が関の役人たちは、企業で働いたこともなく、現場経験もないので、机上の空論ですべてを片付けるのですが、現実問題、消費税は中小企業いじめそのものです。このような仕組みのため、仮に食料品だけ消費税を０にしたとしても、価格が下がる保証はありません。元々自分たちが身を削って払っているのに、税率に沿って価格を下げるようなことはないでしょう。

• ossan12345

  読了日：2024/08/18

  「経済」「政治」はバラバラな観点が広く浅く展開される感じで、読み手の考えも深まらないなあと思いました。一方、「外交」「メディア」は面白い。特に、個人的に大好きな台湾が民主主義国家として洗練度を増し、存在感を高めるほどに台湾有事の可能性が高まるという点は頷ける考え方。また、ウォーク・キャピタリズムは極端なリベラリズムの行き着く先の悲劇で、シンプルな儲け話がなくなった巨大資本と弱まりゆく政府が一体となって仕掛ける、断末魔ビジネスモデルだというのは世も末だ。。。

• 小鳥遊 和

  読了日：2024/10/01

  ロスジェネ知識人を代表する白井と、大手メディアから締め出された経済評論家の対談。現在は「自民党でなく〇〇ならもっとよくやれる」等偽りの希望を語れない状況だと言う。興味深い記載としては、利権のパイが縮小する時代に、それを食い潰すだけのビジネスが(芸能界含めて)批判を浴びているとの指摘、過去27年で18％下落した実質賃金が物価下落の年だけ微増しているグラフ、検察が権力者に対し寸止め捜査をしているのは見返りを求めてだろうとの批判、LGBTQのTとQ(queer=変態)が性転換医療の標的にされているとの指摘など。

• ちびお

  読了日：2024/07/26

  白井聡の「日本国民は、主権者としての自覚がない」という発言は重いと思った。日本の政治が良くならない原因、投票率が上がらない原因、日本の政治家が何をしても許されてしまうような空気感、何か根本的なところから手を付けないと日本は良くならないのではないか。

• くらーく

  読了日：2025/02/21

  幅広く、いろんな考えの方の本を読むのは、大事な事だと思っています。この両者は、今の体制からは、反対側のご意見ですね。あちこち頷ける部分もあり、ちょっとなー、と思うところもあります。でも、自分だって、若い頃と今では考え方が変わっていますものねえ。 植草氏の仰ることは、結構いいな、と思うのですが、一方で「本能に近い所で、また何やら。。。」と、いらんことが頭の片隅によぎるのです。白井氏も同様。 どうしても、よぎるのよねえ。。。心が狭い私。

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