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ゼロ金利との闘い 日銀の金融政策を総括する

植田和男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532351830
ISBN 10 : 4532351839
Format
Books
Release Date
December/2005
Japan

Content Description

デフレとの闘いはまだ終わっていない…。日銀審議委員として戦後最大の経済危機に立ち向かった著者が、「時間軸政策」など経済の下支えを狙ったデフレ対策の効果を検証。日銀の出口政策を読み解く必読書。

【著者紹介】
植田和男 : 1951年生まれ。1974年東京大学理学部卒業。1976年マサチューセッツ工科大学経済学部大学院入学。1980年同大学院博士課程修了(Ph.D.)。ブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、東京大学経済学部教授などを経て、1998年4月より2005年4月まで日本銀行政策委員会審議委員。東京大学大学院経済学研究科教授、経済学部長。著書として、『国際マクロ経済学と日本経済:開放経済体系の理論と実証』東洋経済新報社、1983年(日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Francis

    2003年に出版され、著者が日本銀行総裁に就任したのを機に増刷された著書。すでにこの頃日本経済はデフレ状態となっており、それゆえ量的緩和政策のような例のなかった政策が行われ、それらの政策について検証している。安倍晋三内閣の経済政策アベノミクスの金融政策「異次元の量的緩和」につながるものがあると感じられた。また、1990年代の日本の経済状況の検証結果はアベノミクスがどうして上手く行かなかったかを考える上でも参考になると思われる。

  • ハンギ

    2005年に出版された本で、98年から05年までの日銀審議委員だった人が書いた本。あとがきで次の職が急に決まったから、急いで書いた、みたいなことが書いてあって、必ずしも良くまとまってはいない。バブル崩壊後の余韻が冷めない中、アジア通貨危機によってさらに追い打ちをかけられた日本経済は、底なしのデフレに陥っていく。この日銀側の言い分を見るととても彼らは思い切ったことをやったように思うし、実際ゼロ金利政策は海外の経済学の教科書にも載っているのを僕は見たことある。しかしそれでもデフレ脱却には十分ではなかった。

  • Kooya

    1990年代後半〜2000年代半ばの日銀の金融政策について分析・解説した本。本書の優れた点は当時画期的だった「時間軸政策(フォワード・ガイダンス)」についてその特徴・問題点を平易に論じていることである。特に問題点に関しては、行動経済学の研究が進展した現代に身を置く私達からみれば、直感的にも理解しやすいのではないかと感じた。また、著者は金融システムの不安定性を解決することが先決だというスタンスをとっており、今後の金融政策運営を考える上での参考になると思った。(コメント欄へ続く)

  • mocyuto

    現日銀総裁による2005年に出版された日銀のデフレに対する施策の解説。 読む前までは単に金利を上げる上げないという施策だけと思っていたが、しばらく金利は上げませんという口頭発表による時間軸施策、非伝統的な資産購入による資金の投入など色々やっていたのを初めて知った。 難しかったが、面白かった

  • okadaisuk8

    次期日銀総裁の審議委員時代の経験を元に退任から割とすぐに出した著作。20年近く前の金融政策に関する考察であり、金融政策には継続性も求められるので、これ読んで次の一歩が読めるということはないだろう…が、量的緩和の効果への疑問、中銀の財務も一定重要性があるとの指摘などは根底では変わっていないんじゃないかと想像する。

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