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台風一過

植本一子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309027999
ISBN 10 : 4309027997
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
 ECD

Content Description

壮絶なる闘病生活の果に、夫にしてラッパーのECDが亡くなった。激変していく毎日の暮らしのなかで、今もなお家族のなかに生き続ける夫の姿とは? 気鋭の写真家が記録した、新しい家族の形。

自分自身として生きること、
自分たちの家族をつくること――。
気鋭の写真家が模索した鮮烈なるドキュメント。


2018年1月24日、壮絶なる闘病生活の果に、末期癌を患った夫にしてラッパーのECDが亡くなった。悲しみと喪失感が押し寄せるなか、激変していく毎日の暮らし。友人たちの支え、ふたりの娘の成長、そして新たな恋人との出会いの先で、今もなお家族のなかに生き続ける夫の姿とは――。気鋭の写真家が記録した、新しい家族のかたち。

【著者紹介】
植本一子 : 1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mincharos

    植本さん最新作。石田さんが亡くなってからの1年間の日々。すぐに新しい彼氏が出来ていて、一緒に暮らしていることにまずびっくり。2人の娘たちは懐いてはいるけど、彼氏だとは思いたくない様子。「だってお母さんにはお父さんがいるでしょ?それって浮気でしょ」「でもお父さんはもう死んじゃったでしょ」な会話。前作であんなに石田さんに対する扱いがひどかった一子さんだけど、さすがに亡くなってしまうといいところばかり思い出すようで。人間ってそういうもんなんだろうな。もし次作が出たらまた私は読んでしまうんだろう。不思議な吸引力。

  • てんちゃん

    旦那さんがなくなられた後の日々をつづる日記。相変わらず自分を飾ることなくさらけ出している。夫が亡くなられてから一年にも満たないが、彼氏さんができており、子供の授業参観にも一緒に行ってもらったり…。一子さんにとっては自然なことかもだけど、お子さんや世間にとっては理解しにくいこと。そういう『周りからどう思われるか』を熟慮出来ない辺りが彼女の欠点であると共に魅力。そういうまっさらな純粋さがあるから、周りは彼女を助けようと思うのだろうな。

  • アコ

    シリーズ5冊め。がん闘病の夫・石田さんが亡くなったところからの日記。出だしから「○○さんが〜」の連呼なので、これが著者初読みだと意味不明すぎない?とまず思う。過去作を読んできても誰が誰だかのままだったし。まあ日記だからと言われればそれまでだけど。同居する彼氏の登場には、彼女らしいなと。(妙に達観した目線になってる笑)彼氏のみならず、たくさんの○○さんに助けられる2児との生活。著述だけではわからない魅力がある女性なんだろう。ただ、他人様に薦めるかと言われれば微妙。でも不思議と読んじゃうんだなあ。

  • れんこ

    前作までよりは落ち着いた印象。家族の形はいろいろ。将来、成長したお子さんがどう思っていたのか知りたいが、とりあえず今は本人たちが良ければそれでよし。

  • チェアー

    身近な人を見送って1年、自分は何を感じていただろう。時折思い出して悔やんだり腹が立ったりしていた。自分が嫌な人間だと認めたくなくて、考えるのをやめた。自分の形が少し歪んで、それが波紋となって広がっていくのを見つめる毎日だった。 きっと彼女も、毎日の忙しいなかに石田さんを見出し、見ないようにしたり、見つめたりして過ごしてきたのだろう。実直な文章に、私生活をのぞいているような気分になる。

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