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熊野神と仏

植島啓司

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562045136
ISBN 10 : 4562045132
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気鋭の第一人者が、「聖なる地」と日本人の宗教を語り合い、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の謎を解く。空前絶後の顔ぶれで、日本人の宗教観について率直な見解を述べた会話を再現した1冊。

【著者紹介】
植島啓司 : 1947年東京生まれ。宗教人類学者。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教人類学専攻)博士課程修了。シカゴ大学大学院に留学後、NYニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任

九鬼家隆 : 1956年和歌山県生まれ。國學院大學文学部神道学科卒業、明治神宮に奉職、熊野本宮大社に転任し、2001年熊野本宮大社宮司に就任。現在神社本庁参与、和歌山県神社庁理事、和歌山県神社庁田辺市・西牟婁郡支部支部長、國學院大學評議委員、皇學館大学協議委員、世界遺産保全委員、世界宗教者連盟参与

田中利典 : 1955年京都府生まれ。龍谷大学文学部仏教科卒業、叡山学院専修科卒業、金峯山寺教学部長を経て、2001年金峯山修験本宗宗務総長、金峯山寺執行長に就任。現在、金峯山寺一山宝勝院および京都府綾部市の林南院住職。全日本仏教会参与、日本山岳修験学会評議員、吉野ユネスコ協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    日本人は自然との関わりの中で霊性を育んできた。それを体感し高める場所として各地に霊場が設けられているが、この本で語られる吉野から熊野への奥駈(おくがけ)道は、ふつうの人でも参加できる生きた文化装置なのである。現在では安全への配慮が欠かせなくなっているが、本来「行」は危険を伴う行為だ。この矛盾を乗り越えて、なんとか奥駈道を伝えてほしいと思う。熊野古道には古来たくさんの王子という祠が設置され、そこが無人となった今でも歩くことによって千年単位の祈りに参加できる。見事なシステムそのものが祈りのように思われた。

  • k1nishi

    今週末、熊野に行くので、その前に読むべきと勧められました。熊野信仰のことをほとんど知らなかったので、かなり役立ちました。また、神道と仏教の関わりあいについても書いてあり、思ったよりわかり易い内容でした。

  • わ!

    あっさりと読めて面白かった。この本を読めば、日本仏教は「仏様」という神を祀る宗教のように思えてしまう。確かに浄土宗系は、それらしい教義ではあるのだけれど、やっぱり私としては、仏教は個人が「悟りをひらく」ための哲学体系であって欲しい。確かに仏様を、神様と同等に扱う信仰があることは認めるが、仏様とは悟った人間であり、神様ではない。そう言い切ってしまうと、明治になってドッと現れた、現人神の数々も神様の概念から外れるような論理となってしまうのだが…。

  • ohmi_jin

    おもしろい。特に後半の鼎談部分。各々の見解を述べつつも神仏は一体であり、神仏判然令以降は仏教のみならず神道も大きなダメージを受けたこと。あと、玉置神社への違和感は何と無くわかる。奥の院とか言われるとそこが信仰の大元だと思われてしまう。元は修験道の一修行場であったはずなのに。

  • Lily ※amazon不買運動中

    熊野信仰の権威たちの貴重な見解が聞けるという意味で興味深い本。

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