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ISBN 10 : 4022519274
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核の被害に「敵も味方もない」。1945年8月6日午前8時15分、爆心地から2.5キロの己斐町で被爆した森重昭氏は、一命を取り留め、その後、長年にわたる独自調査により日本で被爆死した米兵捕虜の存在を知り、その遺族を探し当てた。1000人を超える聞き取り調査、米兵遺族との心の交流、そして、妻・佳代子さんとの二人三脚の半生を語り尽くす。
目次 : 第1章 8歳で見た地獄絵図/ 第2章 執念の調査/ 第3章 オバマ大統領広島訪問/ 第4章 慰霊の半生/ 第5章 戦争の傷は続いていく/ 第6章 二人三脚―妻・佳代子氏の思い
【著者紹介】
森重昭 : 1937年、広島市生まれ。中国憲兵隊司令部そばの済美国民学校に入学。8歳のとき、広島市の己斐町で被爆。一命を取り留める。中央大学卒業後、山一證券、日本楽器製造(現在のヤマハ)に勤務しながら、警防団が己斐国民学校で2万人の遺体を焼いたという証言の真否を確かめるため、被爆調査を開始。のべ1000人以上に聞き取り調査した結果、米兵捕虜12人の被爆死を知る。2016年5月27日、現職米大統領として初めて広島を訪れたバラク・オバマ大統領の原爆慰霊碑への献花の式典に招待され、オバマ氏と抱擁する映像が世界中に配信された。菊池寛賞(2016年)、日本記者クラブ特別賞受賞(2017年)
森佳代子 : 1942年生まれ。3歳のとき、爆心地から4・1キロの草津浜町(現・広島市西区)の自宅で被爆。ノートルダム清心中学校・高等学校からエリザベト音楽大学声楽科に進学。卒業後、岡山の清心学園へ赴任。長年にわたり音楽教諭や教会聖歌隊の指導を務め、原爆犠牲者のためのスピリチュアルコンサートの開催にも携わってきた。被爆者だった父・増村明一(めいいち)氏は広島市議として被爆者援護の充実に尽力した
副島英樹 : 朝日新聞編集委員。1986年4月、朝日新聞入社。広島支局、大阪社会部などを経て、1999年4月〜2001年8月にモスクワ特派員、2008年9月〜2013年3月にモスクワ支局長を務め、米ロの核軍縮交渉の取材なども担当した。核と人類取材センター事務局長、広島総局長など歴任。2019年12月にゴルバチョフ元ソ連大統領と単独会見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takucyan1103
読了日:2023/08/26
ともみ
読了日:2023/09/21
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