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興亡の世界史 アレクサンドロスの征服と神話 講談社学術文庫

森谷公俊

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062923507
ISBN 10 : 4062923505
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

紀元前三三四年、ギリシアから東方遠征に出発、先進国ペルシアを征服し、わずか一〇年でインダス川に到達した大王。疲れた将兵が行軍を拒み、バビロン帰還後に熱病で死去するまでの三三年の生涯でいかに大帝国を築いたのか。死後、帝国が四分五裂したのはなぜか。カエサルも憧れ、神格化された後世への影響を探究し、新たなヘレニズム史を構築する。

目次 : 第1章 大王像の変遷/ 第2章 マケドニア王国と東地中海世界/ 第3章 アレクサンドロスの登場/ 第4章 大王とギリシア人/ 第5章 オリエント世界の伝統の中で/ 第6章 遠征軍の人と組織/ 第7章 大帝国の行方/ 第8章 アレクサンドロスの人間像/ 第9章 後継将軍たちの挑戦/ 終章 アレクサンドロス帝国の遺産

【著者紹介】
森谷公俊 : 1956年、徳島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。帝京大学文学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    面白かったです。アレクサンドロス大王が約33年という短い生涯の中でいかにして大帝国を築き上げたかが述べられています。後世の歴史にも大きな影響を与え、神格化された理由もよくわかりました。アレクサンドロスの支配はいかに自らの支配の中に伝統や儀礼を取り込んだかを学術的に論じており、豊富な資料にもとづく怒濤の生涯の記録として読めました。新たなヘレニズム文化の歴史とも繋がりがあるのが興味深かったです。『興亡の世界史』シリーズとして刊行されていくようなので、今後も読んでいきたいと思います。

  • 風に吹かれて

    歴史は事柄の前後にも目を向けることや広く地域を見渡すことが大切だと思っているが、現代とは社会や人々の考え方が違う古代のこととなると一層それが大切になる。本書は一般向けの入門書的な本なので早足的な記述がないわけではないが、アレクサンドロス(紀元前356年7月20日〜紀元前323年6月10日)を歴史の流れの中に据えた分かりやすい本だと思う。➡

  • かんがく

    世界史通史理解のためにこのシリーズを読み出す。アレクサンドロスという一人の人物に注目し、東方遠征の流れとともに、彼の人物や後世における評価、歴史的意義にも触れていく。アメリカのブッシュ政権への批判的視点が織り込まれる。ヘレニズム文化におけるローマの重要性も指摘。

  • ぽんすけ

    歴史本というとハードカバーが多いがこのシリーズは文庫本のため大変読みやすい。アレクサンドロス大王を取り上げた本書は、神格化された後世への影響と、最近の研究により新たに体系化されつつあるヘレニズム史をわかりやすく解説してくれているので大変面白かった。ただ私自身アレクサンドロス大王というと子供の頃から連戦連勝の英雄でめっちゃ恰好いいイメージだったので、この本を読んでかなり印象が変わった。確かに個人としては不世出の英雄かもしれないが、為政者としては首を傾げざるを得ない。無駄な虐殺や激昂して部下を殺すのも幻滅した

  • Mzo

    中公文庫の世界の歴史シリーズの再読してたんだけど、興亡の世界史シリーズも文庫化と聞いて、まず買ってみた一冊。もっと興味のある中国史とかで比較した方がよかったか…。ただ、本書は読みやすい方かとは思う。アレクサンドロスが神格化された理由は、後継者たちが自分の権威を高めるために利用したから、という説には納得。なるほどねぇ。

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