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南北朝、闇と動乱の群像太平記の虚構と真実 角川ソフィア文庫

森茂暁

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044092092
ISBN 10 : 4044092095
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森茂暁 ,  

Content Description

南北朝時代の動乱を駆け抜けた、個性的な人物像を浮き彫りにする。

『太平記』の虚構の世界を注意深く読み解くことにより、そこに描かれた南北朝時代の多彩な人間像が浮かび上がる。
他に例をみない動乱の時代を、縦横に駆け回った人々の生きざまと歴史的役割を明らかにする。


【著者紹介】
森茂暁 : 1949年、長崎県生まれ。九州大学大学院博士課程中退。現在、福岡大学教授。文学博士(1985年九州大学)。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takam

    太平記を読む前にこの本に出合っていてよかった。恐らく太平記に体当たりしていたら後悔していただろう。それくらい太平記は難しい本だということをこの本から学ぶことができた。登場人物の多さや当時の価値観や情勢が分かっていないと現代人には読めないなと思ったことがこの本の収穫である。

  • さこちゃん

    鎌倉から室町への繋がりがよく分かっていないので、その時代の本を探したのですが、これというのがなく何とか見つけた本。太平記をベースにほぼ人物紹介なので、時が行ったり来たりで難しかった。でもなんとなく分かった。いつの時代も権力者は死と隣り合わせ。それも若くして死んじゃうのね。

  • Kamabonz

    太平記に登場する人物について、太平記の記述と史実を対比させているのですが、書かれた当時の政治状況が反映されている面もあり、登場人物達のイメージがちょっと改まりました。もはや武家の政治的優位が動かし難いところまで行ってしまったのは、この時代で、後醍醐天皇そのものが引導を渡した人物だったというのは、なんとも皮肉な話ですね。

  • 先日吉野を訪れたところ、神社の主祭神が軒並み後醍醐帝で釈然とせず、如意輪寺で楠木正行の辞世の句、吉水神社で護良親王の陣羽織を見た辺りで「…これはやばい」となり、近所のツ○ヤに大河の太平記があることに気づいてしまい、吉川英治の太平記を発掘し、…南北朝にハマる前の準備運動として読みました。泥沼のような時代を人物紹介でつなぐことで、分かりやすく掴むことができました。大河の太平記の1話を再見しての感想:「みんな若い!!みんな生きてる!!!」…鬼籍に入られた方の多いことよ。底なし沼にどっぷりはまろうと思います。

  • keint

    太平記に登場する人物を解説している。本編のテキストを他の文献と比較して史実での活動や人物像に迫っているため太平記の脚色された部分が分かりやすく感じた。また自分の南北朝理解が南朝側に片寄っており、北朝や室町幕府についての知識補充が必要だと実感した。

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