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ISBN 10 : 4763420704
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小選挙区制の導入から三〇年。「政治改革」を熱烈に支持した知識人たちの変節、左派論壇を牽引した渡辺治・後藤道夫氏らによる「開発主義」論の陥穽から、閉塞状況にある現代日本の病理まで。現在の政治的危機の全体像を歴史的に把握する、舌鋒鋭い論考群。
目次 : 第1部 「政治改革」批判(一九九三〜九八)(明確となった土俵の違い―小選挙区制をめぐる論争の中間的総括/ 「政治改革」と帝国主義的民主主義の政治学/ 自社連立政権とヘゲモニー・ブロック/ 現代日本の政治と社会―戦後統合構造の変遷と今日の課題)/ 第2部 「ポリティーク」派批判(二〇〇一〜〇八)(「ポリティーク」派に関する批判的覚書―年功賃金、福祉国家、開発主義/ 新しい政治的対抗関係と民主党の歴史的性格/ 渡辺理論の開発主義的「転回」とその批判―ハーヴェイ『新自由主義』における解説論文の問題点)/ 第3部 現代と日本政治の危機(二〇二一〜二三)(二〇二一年総選挙の結果と政治の危機/ ニワトリがねぐらに帰るとき―安倍晋三銃撃事件の政治的意味/ 日本共産党の一〇〇年―三つの歴史的ポイントと今日の課題)
【著者紹介】
森田成也 : 大学非常勤講師。1965年奈良県生まれ。専門はマルクス経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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