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裁判所ってどんなところ? ちくまプリマー新書

森炎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480689733
ISBN 10 : 4480689737
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

裁判所って、こんなところ。裁判官の素顔、法廷内の決まりから、法学、憲法学、法哲学の考え方まで。

目次 : 第1章 日本の裁判所はいつからあるか/ 第2章 裁判所の中はどうなっているか/ 第3章 裁判所にはどんな種類があるか/ 第4章 憲法は裁判所についてどう定めているか/ 第5章 裁判所という世界の美しい理念/ 第6章 裁判所をめぐる理想と現実のギャップ

【著者紹介】
森炎 : 1959年東京都生まれ。東京大学法学部卒。東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、現在、弁護士(東京弁護士会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • molysk

    裁判所ってどんなところ?裁判をするところ、では足りない。政治権力から独立して裁判をするところ、が正解。興味深いのは、行政権からの司法権の独立の歴史だ。大日本帝国憲法では、行政裁判権の行政への帰属や、司法行政権を用いた行政から司法への浸蝕など、司法は政治権力を排除できなかった。日本国憲法では、司法権の独立が徹底されるのみならず、立法と行政が憲法に違反していないかを審査する違憲立法審査権を得て、三権分立は明確にされた。一方で、民事裁判の書面主義、刑事裁判の検察依存、憲法訴訟の判断回避など、抱える課題も多い。

  • 樋口佳之

    アメリカなどでは、弁護士として経験を積んだ人が裁判官や検察官になりますが、日本では、そのようにはなっていません。つまり、日本の法曹制度は、本当の意味での「法曹一元」ではなく、むしろ、裁判官は「キャリア・システム」(官僚制)に近いと言えます。検察官も同じです。

  • calaf

    社会(の司法)や法学あたりで習う内容を、主にその背景の歴史や概念を中心に、わかりやすく解説した本。結構面白い...なるほどという感じ。まだまだ日本の司法の歴史は浅く、時代とともに変わっていくダイナミカルな面もある分野なのですねぇ...時代の動きについていけてないという意見もあるのでしょうけど。

  • あられ

    「裁判所ってどんなところ?」という問いかけに対する正解判明、「政治権力から独立して裁判をするところ」となります。(P18〜19)で、結論はでている。あとは、歴史とか、理論とか、教科書みたいでした。

  • てくてく

    裁判所の種類、手続き、理念について、10代そしてその教員あたりを想定してかかれたもの。森氏の他の本と比べると、裁判について希望が持てる様な印象を受けた。ただ、「日本では、裁判官の女性比率は、とても高くて、簡易裁判所を除く裁判官全体のうち、二三・六パーセントを占めています。」といわれても、約20パーセントというのは、とても高いと言ってよいものか、ひっかかった。

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