Product Details
ISBN 10 : 4480067507
Content Description
いわゆる法曹三者において、裁判官はとりわけ“奇異”な存在である。「司法囚人」とたとえられるような処遇と、強大な権限。裁判所や判事への批判は、その両極端な面を反映するものが多い。では、実際の裁判所はどのような組織か。裁判官たちは、何を考えて裁いているか。「法と証拠」ではなく、組織としての圧力で判決が決まることはあるのか。死刑判決のプレッシャーはいかばかりか―。本書は、著者の裁判官時代のエピソードを交えながら、日本の司法制度の瑕疵と司法組織の歪みや問題を整理。さらに、有名な裁判の舞台裏や、驚きの判決理由を解説する。
目次 : 序章 カフカ『審判』の不思議な真実/ 第1章 第三権力のスキャンダラスな実相―ザンネンな裁判所の人と組織/ 第2章 「司法囚人」の実態―裁判官は司法権力の囚われ人/ 第3章 裁判所の犯罪―「冤罪でも死刑!」の精神構造/ 第4章 日和見の権力―政界汚職事件ではいつも腰砕け/ 第5章 「人質司法」の姑息―罪を認めない限り身柄を拘束/ 第6章 ごまかしの司法判断―不公正な裁判の法理、崩れゆく人権の砦/ 第7章 苦悩する法の番人たち―ニッポン名(迷?)裁判官列伝/ 終章 司法権力をこの手に取り戻すために
【著者紹介】
森炎 : 1959年東京都生まれ。東京大学法学部卒。東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、現在、弁護士(東京弁護士会)。裁判官時代には、官民交流で最高裁から民間企業に派遣され、三井住友海上火災保険(株)に一年間出向勤務した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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さきん
読了日:2017/01/26
Miyako Hongo
読了日:2014/06/29
NAKY
読了日:2018/05/28
てくてく
読了日:2015/05/18
qsan
読了日:2014/02/05
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