Books

記紀の考古学 角川新書

森浩一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040825052
ISBN 10 : 4040825055
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森浩一 ,  

Content Description

『古事記』と『日本書紀』を創作だとして退ける歴史学者もいる。しかし、実際の土地と一致する記述も多く古代を読み解くうえでは欠かせない。ヤマトタケルは実在したか、天皇陵古墳に本当に眠るのは誰か…客観的な考古学資料と神話を含む文献史料を総合した検証スタイルで、日本古代史を読み直す。「仁徳天皇陵」を「大山古墳」と地名で呼ぶよう提唱した考古学界の第一人者による総決算!

目次 : 第1章 イワセ彦とその妻たち/ 第2章 タケハニヤス彦とミマキイリ彦の戦い/ 第3章 箸墓伝説と纏向遺跡/ 第4章 大和古墳群と大王陵/ 第5章 倭大国魂神と中山大塚古墳/ 第6章 イクメイリ彦の諸問題/ 第7章 アメノヒボコ/ 第8章 ヤマトタケルと白鳥/ 第9章 オオタラシ彦の大旅行/ 第10章 タラシナカツ彦の死をめぐって/ 第11章 神功皇后をめぐって/ 第12章 応神天皇と日向の髪長媛/ 第13章 仁徳天皇と皇后磐之媛/ 第14章 仁徳天皇と都市づくり/ 第15章 仁徳天皇の子供たち/ 第16章 倭王興から倭王武のころ/ 第17章 伊勢と出雲での二つの発掘/ 第18章 越と継体・欽明王朝

【著者紹介】
森浩一 : 1928年大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。同志社大学大学院修士課程修了、高校教諭、同志社大学講師を経て72年から同大学文学部教授。環日本海学や関東学など、地域を活性化する考古学の役割を確立した。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。13年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • fseigojp

    同志社をでて高校の教師の傍ら考古学にまい進 こういう履歴をもつから戦後思潮に左右されず記紀と考古学の関連を探ることができている まさに巨人

  • いちじく

    記紀が伝説か科学ではなく、考古学的に一致するかどうかを検討していて興味深かった。宮内庁の指定陵墓だから百舌鳥古墳群や箸墓古墳などを調査することが出来ないもどかしさに度々言及されていたが、研究者としてのプライドを一番感じたのは出雲大社の巨木柱跡が発見された時に新聞記事に書かれた「信じた学者感激」の文言を不愉快に感じたというくだり。信じたではなく学問的推論の結果と述べておられたが、その通りだと思う。

  • (k・o・n)b

    戦後、非科学的だ・創作に過ぎないとのレッテルを貼られてきた記紀神話と考古学との接点を探る一冊。『日本神話の考古学』と続けて読んだ。記紀の順に従いながら自由気儘に関連することを述べていくスタイルなので、基礎知識や集中力が足りない身としては度々読みながら迷子になった笑。しかし著者の引出しの多さには本当に感服する。河内の方のご出身らしく、若い頃から神話の舞台とされる場所や遺跡を自ら歩き続けたからこそのことなのだろう。纏向遺跡が邑というよりは祭祀場であること、日本海側の巨木文化、応神=仁徳説等が印象に残った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト