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萬葉集に歴史を読む

森浩一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480093530
ISBN 10 : 4480093532
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森浩一 ,  

Content Description

古の人びとの愛や憎しみ、執念や悲哀―『萬葉集』には、数々の人間ドラマと歴史の激動が刻まれている。考古学的な知見を駆使して、はじめて美しい歌の背後に潜むこうした生の歴史が浮かび上がる。持統天皇が病をおして、死の直前に行った三河行幸の真の目的とは?壬申の乱の知られざる背景から、遣新羅使の謎、東歌から読み解く関東の文化と経済まで。「古代学」を提唱する考古学の第一人者が、古墳をはじめとする考古学的資料と文字史料とを織り合わせ、従来の文学的理解では決して明かされなかった謎の数々と古の日本人の心に迫る。

目次 : 第1章 足馴しの章/ 第2章 天智天皇の晩年から死の直後までをさぐる/ 第3章 高市皇子を挽歌からさぐる/ 第4章 持統太上天皇晩年の三河行幸/ 第5章 『萬葉集』の五‐七世紀代の歌/ 第6章 天平八年の遣新羅使関係の歌/ 第7章 地域学からみた東歌/ 第8章 東歌から東の特色をさぐる/ 第9章 頭と足を休める篇

【著者紹介】
森浩一 : 1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Gen Kato

    万葉仮名をひとつの漢字に論議抜きで置きかえていいのか、という問題。今からでも、わずかずつでもいいから、古典や古文の勉強はしていかねば、と思う。

  • bittersweet symphony

    考古学的な知見を軸足にして解釈することが、歴史学や文学解釈とは違う視点を与えているのは森浩一作品の共通の性格ではあります。古代から土着ではない人たちが沢山入り込んで文化の多様性を生んで行っている事が繰り返し語られています。

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