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ISBN 10 : 4480094121
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考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。
目次 : 第1章 土地の見方(海道と島々を考える/ 変貌する河内と摂津―国生み神話の鍵)/ 第2章 年代の見方(時間をどう記述したか/ 銅鏡の「年代」をめぐって/ 諸所に刻まれた年号/ 「暦」はどのように使われたか)/ 第3章 「人」の見方(『古事記』の構造/ 倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性/ 複数の「倭人」の存在/ 南九州を考える/ 海を渡る倭人たち)/ おわりに―百済・武寧王の子孫としての桓武天皇
【著者紹介】
森浩一 : 1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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