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スポーツは人生に必要ですか ハヤカワ新書

森林貴彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400368
ISBN 10 : 415340036X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「勝敗は一瞬のことですが、我々は一生のことを見据えていかねばなりません」(森林)。「何を正しいとするかを自分で決めるということ。そこまでスポーツ教育で培うことができれば、本当に大きな価値があると思います」(為末)。深い思考がほとばしる名対談

【著者紹介】
森林貴彦 : 1973年生まれ。慶應義塾高校野球部監督、慶應義塾幼稚舎教諭。2023年夏の甲子園で107年ぶりの全国優勝を果たし、選手の自主性を重んじる指導方針が注目を集める

為末大 : 1978年生まれ。男子400mハードル日本記録保持者(2024年現在)。三度の五輪出場を果たし、世界陸上のスプリント種目で日本人として初のメダルを獲得。引退後はスポーツを通じた教育活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ta_chanko

    スポーツの意義は、夢中になり没頭することで、生きている実感を得ること。真剣に取り組むことで、「勝利」や「達成」を超えた「価値」を人生の中に見出すこと。主体的に考え、試行錯誤しながら取り組むこと。失敗を糧に、成功を目指して挑戦すること。仲間と協力しながら目標に立ち向かい、苦難を乗り越えること。スポーツを通して学べることや身につけられることは、途轍もなく大きい。指導者は短期的な勝利や成功を目指すのではなく、その人の一生を見据えて教え子を導き、伴走していくことが求められる。

  • むた

    私が考えていることを言語化してもらってお二人ありがとうございます、という気持ち。スポーツの身体性、当事者意識、主体性の正体など、スポーツの価値について改めて考えるきっかけを頂きました。勝利や記録を追求しながら、その過程で得られるものこそが本当の価値であることに気づけるか。一見矛盾しているように思えるこの両義性を受け入れて追求していくことが肝要なのだと思う。のだが、それを思うと果てしない気持ちにもなる。まだまだ先は長い。

  • スポーツには人生に被る部分が多くある。スポーツの失敗は、人生にとってすごくいい経験。学校生活で勝ったら次にいける。負けたら終わり。というリアルな経験はあまりない。リスクがあるからこそ挑戦なのだ。青春をスポーツに賭ける。高校生ながらも欲求を犠牲にする。これもリスクだと思う。だからこそ大きな財産になるのだ。スポーツを通じて決断すること。大人になって結婚、家を買うといった段階で初めて決断だと大変になる。自分で決断し、自分で責任を負う。スポーツをしてきた人間がもっと恵まれる日が来るの嬉しい。

  • とも

    陸上の為末さんと甲子園優勝の慶應高の森林監督の対談。スポーツは主体的にかつ考えながらやるから面白い。なんでもそうよね。

  • naohumi

    スポーツを行う鍵は「楽しむこと」。自分の兆しを追及する。スポーツにはむき出しの自分をさらけ出さないといけない場面がある。堂々、スポーツ場面で対峙する経験に、日常から外れつつもビジネスとの共通項が多分にあるのだろう。 また、コーチや監督の存在の大きさ。選手個々では気付けない、その特性のフィードバックも上司と部下の擬似体験ができるように思う。仕事に活かすため、スポーツをする訳ではないが、結果的にスポーツが役立つことはあり得る。また、スポーツを追及するそのプロセスに人生を豊かにする共通項も潜んでいるのだろう。

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