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虚無の道標(みちしるべ)

森村誠一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041365069
ISBN 10 : 4041365066
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1995
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 背番号10@せばてん。

    1976年読了。あらすじは忘却の彼方。(2024年7月2日入力)

  • yutusbochan(yasuhiko.utsubo)

    実家で見つけた森村誠一さんの初期の本。舞台は昭和40年代。競争に明け暮れる百貨店業界を舞台とした前篇「企業編」。大学の同級生同士の有馬と松波、平凡で幸せな結婚と政略結婚と道を互へ、それぞれの業界で生きるはずが交わりあった企業買収問題。そして潔癖症から妻の昔の男への殺意を持った有ま。後編「山岳編」では、事件を通して山そのものへ傾倒してゆく有馬の姿が刻々と描かれる。誠に持って古い昭和の時代の物語であり、作家森村さんの粗削りながら筆に込めた並々ならぬ熱意を感じ取った「社会派小説」だったと思う。

  • アヴィ

    乱歩賞受賞前に発表されたミステリー風のビジネス小説であり、山岳小説。まだ完成形とはいえない文体が作者が若かりし頃の小説にかける意気込みを感じさせる。前半はビッグビジネスの為になりふり構わず猪突猛進に動く主人公、その手腕は遂に死者まで出すほどの苛烈さ。そんなビジネスの世界に嫌気がさした主人公は山へと誘われ、山人の為の新道開発に単身で後半生をかけることになる。後半だけ読むと主人公はとても良い人だが、前半の老夫婦を自殺に追い込む鬼畜さを知っているだけに、最後まで嫌な感じが付き纏う。

  • つちのこ

    1980年頃読了。後半の山岳編では北アルプスの伊藤新道の登山道づくりに後半生をかける主人公が描かれており、著者の初期の山岳小説としても秀逸。

  • 富山 繁樹

    多作だなあ。森村誠一氏。

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