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特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ 子どもの「当事者研究」の実践

森村美和子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760826865
ISBN 10 : 4760826866
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自分の困っていることを、みんなで「研究」しよう!発達障害など特別な支援ニーズを持つ子どもたちが、大人や仲間と共に、「自分研究(子どもの当事者研究)」を通じて、自分の「苦手なこと」を知って対策を検討し、同時に「好きなこと」を見つけながら成長していきます。本書は、その実践事例(データファイル)と、教育・支援の場で「自分研究」を実施するコツについて紹介します。

目次 : 第1章 自分の困っていることを研究しよう―よりよい未来を切り拓くために(学校で出会う‘生きづらさ’を抱えた子どもたち/ 「自分研究(当事者研究)」との出会い ほか)/ 第2章 子どもたちが取り組んできた「自分研究」―「自分研究」データファイル 子ども研究員の実践事例集(不安タイプの“泣き虫ゴースト”の研究/ しゃべりすぎてしまう“ペラペラノドン”の研究 ほか)/ 第3章 「自分研究所」開設のススメ―「自分研究」を行うための心得(自分研究の3つの「フェイズ」)/ 第4章 解説 子どもたちの当事者研究が未来をつくる

【著者紹介】
熊谷晋一郎 : 東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。東京大学バリアフリー支援室長、日本発達神経科学学会理事、日本学術会議連携会員、内閣府障害者政策委員会委員。新生児仮死の後遺症で、脳性マヒに。以後車いす生活となる。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現職。専門は小児科学、当事者研究

森村美和子 : 東京都内公立小学校の特別支援学級教員。学校心理士。知的障害学級、通級指導学級で実践を重ねる。2012年に東京大学先端科学技術センターの熊谷晋一郎氏と出会い、当事者研究の試みを参考に、教育の場で子どもたちと「自分研究」として新たな実践にチャレンジ。その試みが朝日新聞「花まる先生『悩み解決 一人じゃない』」や、NHKで「苦手と向き合う子どもたち」のユニークな試みとして取り上げられ反響を呼ぶ。平成30年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Natsuko

    主に通級が必要な児童を対象とした、当事者本人が行う「自分研究」。障害による不便さ解消や、課題解決についての考え方は年齢問わず活かせるものだった。不安があると泣いて固まってしまい、母親と離れられなくなる女子生徒は、課題を「泣き虫ゴースト」というキャラクターで表現。自分を客観視しながら状況を分析し、問題と本人を切り離す「外在化」という手法により、解決に向けた作戦を練っている。確かに「課題解決」「苦手改善」の視点だけでは大人も子供も苦しい。私も日々面白がって作戦を考えていきたい。

  • jotadanobu

    子どもたちが自分自身の研究に取り組むという、なんともワクワクする実践。しかも、研究発表会や商品開発など、ものすごく魅力的な言葉が並べられている。自分のことをわかって欲しい、伝えたい。その願いが、アウトプットすることで、誰かの役に立ったり、共感を得ることができたりと、他者とのつながりをつくっていく。これは何らかの形ですぐに実践に取り入れる。いや、読んでいる途中からすでに面白すぎて取り入れてみた。とても素敵な実践と出会え、刺激をもらった。

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