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ISBN 10 : 4093887721
Content Description
慈恵病院(熊本市)が開設した「赤ちゃんポスト」は“命を救う”という理念のもと、理解を広げてきた。だが、実際の運用は想定外の連続である。2019年3月までに預けられた144人中、病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。さらに同病院は19年末、妊婦が匿名のまま病院で出産できる「内密出産」も導入した。いずれも国の法整備は追いついていない。開設されて13年―赤ちゃんポストが日本社会に問いかけたものとは何か?「命」を巡るノンフィクション。
目次 : 序章 罪の意識/ 第1章 命を救う/ 第2章 市長の葛藤/ 第3章 想定外/ 第4章 出自を知らない子どもたち/ 第5章 抑止力/ 第6章 世界のポスト/ 第7章 理事長との対話/ 第8章 神の手と呼ばれて/ 第9章 内密出産/ 第10章 メディアと検証/ 終章 真実告知
【著者紹介】
森本修代 : 1969年熊本県生まれ。静岡県立大学在学中にフィリピン・クラブを取材して執筆した『ハーフ・フィリピーナ』(森本葉名義、潮出版社、1996年)で、第15回潮賞ノンフィクション部門優秀作。1993年熊本日日新聞社入社。社会部、宇土支局、編集本部、文化生活部編集委員などを経て、現在、編集三部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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がらくたどん
読了日:2022/03/03
まるほ
読了日:2023/11/04
読特
読了日:2020/11/06
ピップ
読了日:2024/05/29
ちえ
読了日:2021/11/11
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